第8話:稼いだ金で海外旅行2

文字数 2,351文字

 次に行ったのが、サンディエゴ・シーワールド、ここでは、オルカ「シャチ」のショーが有名で大勢の観客でにぎわっていた。事前に水がかかるのでタオルまたはビニールを持参と書いてあった。いずれも、観客席の前列は「Soak Zone」となっていて、水を浴びる可能性大。しかし、これが、このシーワールドのショーの醍醐味。塚田一家は、その楽しいショーを満喫。

 もちろん水を浴びて、多少濡れたが、サンディエゴの気候のせいか、短時間のうちに乾いた。多くのショーにはサーカスやコミックショーのような演出が加えられているのも楽しい。海の生き物の演技の巧みさと、エンターテイナーに徹したスタッフと個性的な世界観に引き込まれた。その他、 海底トンネルからサメを観察できる「Shark Encounter」も面白かった。

 イルカ、アシカのショーも、それぞれの動物の愛くるしい仕草や愛嬌のある顔に心癒やされ、時間を忘れて楽しんだ。その後、サンディゴ動物園へ向かった。ここは世界一広い動物園と書いてあった。そこで、歩くのは辛いと思い、簡単な解説とともに園内を一周してくれる「Guided Bus Tour」に乗り込んだ。

 このツアーは40分ほどで、動物園の主な動物のエリアを観察できる。特に、印象に残ったのがライオンの子供達がじゃれ合っているシーンだった。また70万本を超える植物が植えられている園内には絶えず鳥のさえずりが響いていて、まるで自然の森の中にいるよう。そして、多くの撮影スポットがある事も見逃せない。ただ広すぎるので、じっくり見ようとすると最低1泊しなければ難しい程、広い。

 夕方になりシャトルバスでロサンゼルス予約したのホテルに向かった。翌日の午前中の成田行きの飛行機で帰り8泊10日のアメリカ旅行を終えた。旅行を終えて、子供達が広々としたアメリカが気に入って今度はフロリダ・オーランドのディズニーワールドに行きたいと言われ、なんとか日程を作っていきたいねと、塚田守が、子供達に言った。

 翌年2005年の冬、12月24日から、8泊10日でフロリダ、オーランド、マイアミ、タンパへの旅を企画した。そのために喫茶店をベテランのアルバイトリーダーの大学生の西藤君に、学生アルバイトさんのアルバイトの日程表を組んでもらう事にした。そのために10万円の特別ボーナスを支給すると言うと、喜んでやらせていただきますと言ってくれ、お願いした。
 2005年、12月24日、成田からヒューストンへ飛んで、乗り変えて、マイアミまで、乗換を含め20時間と言う長い旅となった。成田発16時半でヒューストンに翌日12月25日の15時到着。ヒュースト空港で乗り変えて18時半にマイアミ到着となった。マイアミ空港からタクシーで15分のホテルにチェックインして夕食をとり風呂に入ると疲れでベッドに入ると直ぐに寝てしまった。

 翌、26日、朝9時に起きてタクシーでマイアミビーチへ行き、透明できれいな海と真っ白な砂浜を海を見ながら30分程、散歩してベイサイド・マーケットプレイスに行き10時開店の店の2階にあがると眼前には大型クルーザーがたくさん並んでいる。その優雅な景色を見ながらサンドイッチとサラダ、珈琲とデザートアイスクリームをゆっくりと食べていると、11時過ぎとなり、店を出る頃にランチのお客さんが大挙してやってきた。

 そしてカリブ海に向かう大型クルーズ客船が停泊して多くのお客さん達が乗船を開始していた。それも数隻のクルーズ船が並んで停泊してる姿は壮観で、多くの写真を撮っていた。少し疲れたのでホテルに戻り仮眠した。その後、夜もベイサイド・マーケットプレイスに行って夜のとばりが降りた夜景を楽しみながら夕食をとった。

 その後、食べ物、飲み物、ビールなどを買ってホテルに帰った。翌、27日は7時半に起きて、予約したエバーグレース飲む換えがホテルに9時だったので、フロントへ5人で行った。9時に迎えのバスが来て、1時間ほどでエバーグレースに到着。小さい子供がいたので若干不安だったが、全てお任せで安心して参加出来た。

 この広大な湿地帯の中を、巨大な風力エンジンを船上に積んだユニークな「エアボート」に乗船した。風車が回るとかなり大きな音がして草原を滑空して回った。しかし、この日、ワニに遭遇できなかったが、魚や亀、大きな鳥、爽快なボート周遊に大満足。ツアー終了後、ホテルに戻ったのが13時。ホテルをチェックアウトしてた。

 その後マイアミ空港へ行き、15時発の飛行機でオーランドへ向かい16時過ぎにオーランド空港に到着。そこから17時にディズニーワールド直営ホテルのバスが迎えに来て、18時に
ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートホテルに到着して、ホテルの大きな部屋に入った。
その後、レストランに行って夕食をとった。徒歩で部屋に戻り、風呂に入って床についた。

 翌28日、7時に起きホテルの水辺の散歩道を5人で散歩して、朝食をとった。その後、9時出発のバスに乗ってディズニー・ハリウッド・スタジオに到着。美女と野獣のステージを鑑賞。アメリカのミュージカルはディズニーといえども素晴らしい。特に、歌の素晴らしさに子供達も釘付けになって、女の子達はうっとりと聞いていた。

 その後、インディ・ジョーンズ・スタントを見学。廃墟となった寺院を背景にしたステージにインディ・ジョーンズが登場するとショーが始まる。インディと仲間のマリオンは、偽弾丸が飛び交い車両が炎上する中、悪党との格闘や高い建物からのジャンプ、危機一髪の脱出など数々の危機を乗り越える。観客の興奮が最高潮となる爆発シーンでショーはフィナーレ。
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