第10話:稼いだ金で海外旅行4

文字数 2,315文字

 パーティーを盛り上げる司会者の声が聞こえてきたらダンスフロアに出て、カラフルな衣装を着たパフォーマーのステップを真似て踊ろう。新しいダンスステップを学べる。これには、奥さんも和美も恵美子も興味をもって挑戦していたが、なかなか上手に踊れない。それでも和美が覚えると恵美子も負けじと覚えて、悦に入っていた。そして笑顔が可愛いので、父が、何枚も写真を撮るとまんざらでもなさそうな顔をしていた。

 その他、パレードも見学した。疲れるとカフェで水分補給と休憩を繰り返したが、両親はさすがに疲れてきた。昼食もとって、今日は16時にパークを出た。バスに乗り17時にホテルに帰り、一休みして19時に夕食を食べに行った。その後、風呂に入って、22時には、寝てしまった。翌30日、朝8時、ホテルをチェックアウトして、オーランド空港行きのバスに乗り込んで9時に、空港の手前のオーランド駅に到着し降りた。

 9時半のタンパ行きの列車に乗って11時20分にタンパ駅に到着した。その後、海辺のホテルまでタクシーで10分で到着して、チェックインした。ホテルで昼食をとり近くのレンタカー屋で車を借りて、タンパ湾にかかる長い橋をドライブした。タンパの中心からルート275を東へ向かい最初の橋「ハワード・フランクリン・ブリッジ」が8マイル約13キロメートルある。

 そこから南下し「サンシャイン・スカイ・ブリッジ」が13マイル約21キロメートル、タンパ中心街から41マイル、約66キロメートルと信じられない程の長さになる。その「サンシャイン・スカイ・ブリッジ」は世界最長の斜張コンクリート橋の長さとなっている。しかし、残念なこと海面からの高さも高く、自殺の名所になっている様だ。

 この場所をレンタカーで約50分かけて、車で渡ってきた。母は、何枚もの写真を撮り、娘達は歓声をあげて見ていた。タンパの東端、海に一番近い場所・クリアウォーターは全米でも有数の美しいビーチがある街として知られている。フロリダ半島中部のメキシコ湾沿いに位置する街で、タンパやセントピーターズバーグと隣接。フロリダの温暖な気候で移住人口が増えている。また保養地として人気のエリア。

ホテルに帰って、そんな話をホテルのフロントで聞いた。その後、ホテルのレストランで夕食をとりながら、今日の美しい景色について話が続いた。明日は、クリアウォーターの町とクリアウォータービーチに出かけて見ようと決めた。その後、部屋に戻り、風呂に入り、テレビを見て寝た。翌31日、朝9時に起き、今日がフロリダ最終日で、明日、日本に帰ると父がみんなに話した。

 朝食をとった後、レンタカーを借りて、クリアウォーターをめざし出発、長い橋を渡り約30分でクリアウォーターに到着。ここはマイアミ半島の西端といった地域。そこからさらにコーズウェイ・ブリッジを渡るとヒルトン・クリアウォータービーチリゾートなど豪華ホテルが建ち並ぶクリアウォーター島となっていた。更に、その西端から長い桟橋が続いた先にサンセット・アット・ピア60「sunsets At Pier 60」があった。

 そのきれいなクリアウォータービーチを散策して、多くの写真を撮った。その後、アメリカ最後の昼食をヒルトン・クリアウォータービーチリゾートのレストランに入り、食べたいと言う女性達の希望でレストランに入り、ゆっくりとランチ・コースメニューを注文した。まず、前菜が出て、分厚いステーキがとバン、サラダが出された。牛肉は柔らかくジューシーで美味しい。

 また、大きな窓から見える景色も素晴らしく、まるでセレブになった気分で食事を終えると14時となっていた。つまり2時間も食事をしていたことになる。しかし、いつまでも見ていたい景色には違いない。レストランで精算しているとき、おもむろに担当者がこのビーチの説明を始めた。

 クリアウォータービーチは、フロリダの大西洋側とは違ってメキシコ湾側では遠浅の美しいビーチが続き、サンセットが美しいビーチとしてフロリダのベストビーチと呼ばれている。珊瑚や貝殻のきめの細かいさらさらの白い砂浜で水平線に沈むサンセットは絶景。その情報を聞いて、翌日、出かけた。アメリカを出発する前に、自分の手で、そのきめの細かいさらさらの白い砂を感じていくと良いですよと笑顔で語った。

 日光浴、ビーチバレーを楽しむ人、サーフィン、シュノーケリングなどマリンスポーツや泳いでる観光客や地元の人達が、それぞれの楽しみ方でクリアウォータービーチのひとときを満喫していた。塚田の家族達もビーチバレーの道具を借りて遊んだ。その後16時近くなり、レンタカーで、ホテルに戻った。ホテルではニューイヤーパーティーの飾り付けがされて素敵だった。
 
 この日は大晦日と言うことで夜遅くまでカードゲームをしたりテレビを見たりして過ごし、やがて2006年が明けると乾杯して祝った。翌、2006年の正月、朝7時に起きて、暖かく、正月という気分ではなかったがホテルから近い海辺を散歩して、近くのカフェで朝食をとりながら、海辺を行きかう人達の流れを見ていた。昼頃、ホテルに戻り帰り支度をしてホテルをチェックアウト。

 そして楽しいフロリダ旅行を終えて、日本に帰ることになる。タクシーでタンパ空港へ行った。予約した航空会社の登場口で手続きを終えてから空港のカフェで一休み。出発30分前に登場口に行き飛行機に乗り込んだ。飛び立って3時間足らずでダラス空港に到着。1時間ちょっとまって成田行きの飛行機に乗り換えた。そこからは長く映画を見たり寝たりして我慢。2006年1月3日19時過ぎに成田空港到着
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