第146話 大人の責任・子供の権利  Aパート

文字数 7,438文字


 
 結局あれから仲良く三人で診断を受けた結果の確認。ここが病院だと分かってはいても、腫れた顔、ついたアザ、受けた暴力の事を考えると、どうしても人目につくのは避けたい意思が働いた私たちは、出来るだけ人目のつきにくい待合室の隅っこの方に腰掛けて行う。
 私の方は10日もあれば十分腫れは引くだろうとの話で、そこから完治までは若さも手伝って、そこから一週間程度だろうとの事だった。ただ、今日を含めた三日間は家で安静にしていて欲しいとの事だった。
 そして最もひどかった蒼ちゃんの方は、激しい運動などはくれぐれも控える事。そしてこれは私も含めてなのだけれど週二回は必ず診断、加療などを加えることを前提に全治三か月。ただし、日常生活をする分には問題はないとの事。
 その時にかなりひどい性暴力も受けていたとの事で、念のための妊娠検査。こちらも本当に幸いな事に、ほぼ大丈夫との事。ただ最後の方まで強制的に行われていたのなら、本当のごく初期に関しては見落とす事もあるとの事で、念のため来月頭にもう一度検査はするとの事。
 ただ周期が多少乱れたとしても、月の物がちゃんと来ているのならほぼ心配は要らないとの事。医師からの診断と説明を受けて、とにかく最悪の事態だけは免れる事が出来た。
 その上、医者の言う事を聞いておけば、私も蒼ちゃんもその痕は残らないだろうとの話も聞けた。
 そして最後に優珠希ちゃん。
 本当に体育会系の男子2人は、私たちよりも力も体力も上だったのに無傷だったのか、呼ばれて数分も経たない内に出てくる優珠希ちゃん。その優珠希ちゃんは見るからに不満そうな表情で、蒼ちゃんが座る反対側にぴったりくっつくようにして、私の隣に腰掛ける。
 もちろんその所作も綺麗で、短すぎるそのスカートも上手くカバンを使って、何一つ粗相なくこなしている。
 その後に呼ばれた巻本先生と腹黒……穂高先生が戻って来るまでの間、私自身今日家に帰ってからの不安の逃避と、二人共に仲良くなって欲しくて、少しだけ雑談を交わす事にする。
「だいたいわたしがあんな歩く性犯罪者に負けるわけがないってゆうのに、どうしてわたしまで付き合わないといけないのよ」
 その口火を切ったのは私の肩にもたれかかってくる優珠希ちゃんだ。
「どうしてって、優珠希ちゃんが私たちに付き合ってくれるって言ってくれたんだよね」
 医者にすらも触られるのが嫌だったのか、診察室に入る直前に取られた、髪飾りの無い髪を私は梳きながら優珠希ちゃんに答える。もちろん裂かれてしまった朱先輩のブラウスは膝の上に置いて。
「確かにゆったけど、負けるわけがない相手なのに診察を受けるのはおかしいわよ」
 私に頭を撫でられるのが好きなのか、私の手に頭を押し付けるようにしてくる優珠希ちゃん。
「それでもお兄ちゃんに心配かけたくないからついて来たのもあるんだよね」
 最近確信した事。この子は口は悪いし言葉もきついのだけれど、態度だけは本当に素直なのだ。だから優珠希ちゃんの事で判断に迷ったら、その行動だけをじっと見るようにすれば、ほとんどの迷いは無くなる。
「心配とゆえば、お兄ちゃんが愛美先輩の事をものすごく心配してたわよ」
 そう言えばお昼に優希君から電話を貰った時、私の顔が見たい、会って話がしたいって言ってくれていたっけ。その事を教えてくれたのはとっても嬉しいのだけれど、それは蒼ちゃんの前で口にしても大丈夫な事なのかな。
「ありがとう。後で私から電話しておくね。でも、どうして私があそこにいるって分かったの?」
 兄妹揃って心配してくれるのはとても嬉しいけれど、さっき優珠希ちゃんも言っていたように、私たちは今日公欠なんだから家にいるに決まっているのに、どうやってあの一番のタイミングで私たちの前に姿を現すことが出来たのか。
「初学期にお世話になった、あの性犯罪者が部活棟内から、悪態をつきながら愛美先輩らしき特徴の悪態をつきながら、歩いてるのを見かけたからよ」
「……私の特徴って?」
 まああんな男子につかれる悪態なんて、聞くに値しないんだろうけれど、それで私だって判断できたのなら、優珠希ちゃんが私の印象をどう持っているのかは知りたい……腹黒以外で。
「……アンタのその胸のサイズよ」
 ……言いながら、蒼ちゃんと私の一部をしっかりと見比べながら口にする、全く可愛くない後輩。
「……蒼ちゃんどう思う? この可愛くない『……』後輩。自分の格好を見てから、人に言って欲しいと思わない?」
「……私は、こんなの小さい方が良いけど」
 確かにそうだ。今回の暴力もさることながら、以前より蒼ちゃんは男の人からの露骨な視線に、良い思いをしていないんだった。
「うん。私もそれは同感。やっぱり体目的の男の人って怖いよね」
 築き上がった信頼関係の中でならいざ知らず、戸塚みたいに思われるんだったら、こんなの邪魔でしかない。
「……悪かったわよ。今のはわたしの配慮が足りなかった」
 散々ハレンチなのは嫌だ、優希君ですらそう言う行為をする事に嫌悪感を感じている優珠希ちゃんが、ここは素直に謝って来る。
「だからお兄ちゃんだけは今まで通りに接して欲しい」
 もちろん昨日から今日の事についても正直に話さないといけない事くらいは分かるけれど、こんなに腫れて赤くなってしまったり青くなってしまったりしている顔で、優希君の前に立てるわけがない。
 優希君が私の事を想ってくれているように、私だって優希君の一番で居続けたいのだから、一瞬でも幻滅とか可愛くないとか思われたくないに決まっている。
 それはもちろん優希君を疑っているとかそう言う話じゃないし戸塚のように怖がるとかそう言う訳でも無い。あくまで私自身の中の女としての気持ちの部分だ。
 それを分かっていたとしても、自分の女心にどうしても寂しい物を感じていると、
「ただわたしがどうお願いしたとしても、愛美先輩がお兄ちゃんにとっての初めての彼女なんだから、愛美先輩の気持ちは絶対に通じないわよ」
 私にもたれかかっていた頭を起こして、ほっとしたような表情を浮かべた後、まるでいたずらをしている時のような表情を私に向けて来る。
 まあ気遣いはたくさん見せてくれるし、実際私が惹かれた部分でもあるのだから否定したかったのだけれど、どうにも私の女心を理解してくれているとは言い難いのを感じる時があるのも事実で。
 でもこれからも、私と優希君の二人だけの時間はずっと続くのだから、ゆっくりと私の、私

の女心を分かって貰えるようにゆっくりと伝え続けて行ければいいなって結論付けたはずなのだ。
「今はそれでも良いよ。その分時間をかけて、私の事を分かって貰うんだから。それに私だってもっともっと優希君の事が知りたいんだから、色々な優希君を見せてもらえたら嬉しいよ」
 そしてゆくゆくは優希君の中でこの優珠希ちゃんよりも私が一番になれたら――痛っ。
「ちょっとアンタ。まさかとは思うけど、わたしよりもお兄ちゃんの事、知った気になってるんじゃないでしょうね」
 その先を想像して、幸せな未来を思い描いて腫れ上がってしまった頬に痛みが走る。さっきまでのわずかな間に見せてくれていたしおらしさは何処へ行ってしまったのか、
「愛ちゃん。ひょっとしてその人って空木君の妹さん?」
 優珠希ちゃんの半眼にどう答えようかと思ったところで、反対側の蒼ちゃんが確認して来る。
「そうだよ。しかもただの妹じゃなくて信じられないくらい口が悪い“とっても可愛い後輩”かな」
 迷いに迷った挙句、皮肉で返してやることにする。その上で、本当なら二人の仲の事や、気持ちを考えたら伏せるのが気遣いなのかもしれないけれど、やっぱりお互いとも仲良くして欲しかった私は、敢えて隠さずに口にする。
「ちょっと愛美先輩! このビッチにわたしたちの『優珠希ちゃん。私の大切な親友の事、そんな呼び方して欲しくないんだけれど?』――事、どうしてゆうのよ」
「どうしてもこうしても、さっきから優珠希ちゃんの方が自分からお兄ちゃんお兄ちゃん言ってるって。それと私の親友に対する呼び方は?」
 自分からしている呼び方の事も棚に上げて、私のお願いにも不満そうな顔をするだけで、訂正する気も謝る気も無さそうだし。
「分かった。今日優希君に連絡した時に、さっきの話と合わせて、今の優珠希ちゃんの話もしっかり言っておくね」
 だったらいつも通り私から優希君へお願いするだけだ。
「……何よ。わたしがお兄ちゃんの妹だったらなんか文句あるの?」
「文句はないけど、愛ちゃんがものすごく可愛いって言うから、とっても良い子なんだろうなって」
 なのに私にかまわずに蒼ちゃんと会話をし始めるし。しかも二人ともに仲良くして欲しい私からしたらまた、文句も言いにくい。
「ちょっとそこの女。わたしの髪とか服装とか気にならないの?」
「確かに髪も派手だし、私にはその長さのスカートは穿けないけど、髪が派手なのはサッカー部の中にもいたし、あの人の周りの女子の中にも、それ以上に短い子もいたよ?」
 その中でもいつも通り柔らかい口調で優珠希ちゃんに話しかける蒼ちゃん。けれど、そこから出てきた事実に閉口せざるを得ない。そう言う女子がいるとは聞いた事はあったけれど、優珠希ちゃんより短いって……それだと色々な意味でスカートの体は成していないんじゃないのか。それにお腹も冷えるし何も良い事なんてない気がするのに。本当にそこまでしてあんな男子の何が良いのだろう。
「ちょっと女! わたしをあんなハレンチな連中と一緒にしないで頂戴」
「そんな事は全然思ってないよぉ。あの空木君の妹さんの(そら)ちゃんがエッチだなんて思う訳が無いよぉ」
「ちょっとそこの女。それってわたしの事じゃないでしょうね」
 私が戸塚と言うか、その取り巻き達の事を考えて呆れていると、二人の会話の中で突然顔を赤くする優珠希ちゃん。
「空ちゃんの事って空ちゃんの事?」
 それに対して言葉遊びみたいな事を言い出す蒼ちゃん。
「そうよそれ。何でわたしが女にそんな呼ばれ方しないといけないのよ……あと、公共の面前で変な事ゆうの辞めなさいよ」
 そして前半部分はハッキリと、しかし後半部分は更に顔を赤くして小声で。
「だって空木君と空木さんだと分かりにくいし、空ちゃんの方が可愛いよね」
 しかも声が小さすぎて、蒼ちゃんにまで届いていない後半部分。
 これはひょっとしてひょっとするかもしれない。
「ちょっと愛美先輩。何なのよこの女は。わたし、この女も苦手よ――って、何ニヤついてるのよ」
 私に抗議して来たとっても可愛い後輩が、目ざとく私の表情に気付いて来るけれど残念。私も恥ずかしくてその言葉は口に出来ない。
 こう言う言葉は蒼ちゃんみたいな可愛い女の子が使うから可愛く聞こえるのであって、私が使ったらただ恥ずかしい思いだけをして終わる感が強い。

 ……優希君相手に何回か言ってはいるけれど、そこは彼女だって事で聞かなかった事にしてくれると嬉しいな。

「別に? ただ蒼ちゃんとも仲良くしてくれたら、私も蒼ちゃんも嬉しいなって思っただけだよ」
 だから、再び言葉を変えて私の思いを優珠希ちゃんへ伝える。


 久しぶりに肩の力を抜いて待合室の隅、三人で談笑していたら優珠希ちゃん以上に時間のかかった先生たちが、やっと姿を見せる。
「遅くなってごめんなさいね。それじゃあまずは空木さんを最寄り駅まで送って行った後、防さんの家に寄ってから岡本さんの家へ向かうわね」
「それと岡本。俺は今日、防のご両親に今までの説明とお詫びに上がる。そして岡本の家には養護教諭にお願いしてあるからな。取れる時間の時は電源を入れとくから何かあったらいつでも連絡してくれ」
 極度の緊張を伴った二人の先生からの説明を聞いて、私たちにも緊張が走る。
 加療して快癒するにしても私で約3週間かかる。蒼ちゃんなら3か月近くはかかるのだ。それは言い換えればそれほどまでに酷い状態だと言う事にもなる。もちろん私にとって大切な親友の事なのだから、私のその行動自体には全く後悔は無い。
 無いけれど、私自身ににもはっきりと伝わるくらいには、私を大切にしてくれている両親がどう思うのか。どう言う気持ちにさせてしまうのかと考えると、私の中に今までに感じた事の無い、形の無い不安が広がり始める。
 そう思うと蒼ちゃんの方はもっと深刻なはずなのだ。性暴力の話までしてしまうとしたら、ただで済むとは思えないし、さっきの更衣室や保健室でのやり取り。それらを含めて学校側は説明しないといけないと思う。
 前に先生が無言で二人座る中、私は蒼ちゃんの手と優珠希ちゃんの手を握りながら、不安を胸に優珠希ちゃんを途中で降ろして、私たちの家へと向かう。
「良い? 普通の家ならここからしばらくは自分たちの戦いになるから、気持ちをしっかり持ちなさいよ」
 優珠希ちゃんからその先を暗示するような言葉を貰って。

 優珠希ちゃんを降ろした四人だけになった車内の中、不安からだと思うけれど明らかに口数が減っている蒼ちゃんに巻本先生が話しかける。
「防のご両親はいつも何時くらいに帰って来るんだ?」
「お母さんはもう少ししたら帰って来ると思いますが、お父さんはまだ帰って来ないと思います」
 おばさんは夕方まで働いていて、おじさんはいつも帰って来るのはそこそこ遅いイメージがある。それでもあのゴールデンウィークや誕生日の時のような、蒼ちゃんにとって特別な日は必ず蒼ちゃんを祝ってくれたり、家族でどこかに遊びに行ったりとか、蒼ちゃんを大切にしているのは、仲の良い私にも十分に伝わる。
「……そうか。で、結局昨日の話は何もしてないんだよな」
「はい……」
 無理もない事なんだけれど、蒼ちゃんの声から張りもなくなってしまう。
「……防のお父さんは優しいか?」
「はい。お父さんに叱られた記憶はほとんどありません」
 そりゃそうだ。こんなにも可愛い蒼ちゃんに叱るようなところなんて全く見当たらない。なのに……なのに……。
「まぁ防はそう言う感じじゃないもんな。俺だってたった二年半ほどだが、防を注意した記憶するらほとんどないもんな」
「……」
 私の手を握る蒼ちゃんの手が強くなる――のに合わせて、私も蒼ちゃんの手を握り込む。
「防は何も心配しなくても良い。俺が一通り説明するからまずは聞いててくれたらいい。その途中でもし違うところがあったら遠慮なく指摘してくれたらいい。俺があいつらから聞いた話と防からの言い分で違うところもあるだろうから、そこは遠慮なく言ってくれたらいい。逆に言うのが辛い事、しんどい事なら何も言う必要は無い。無理して言う必要もない」   【※いじめ防止推進法 二十八条 全項】
 えっと、どういうことなのか。言っても言わなくてもどっちでも良いって言う事なのか。
「……あのね。防さんが言ってその場で訂正してくれた事は、それを事実としてある程度は確定させる事が出来るけど、それ以外の事には憶測が入ったり、最悪事実と違う可能性が入るって事。その上で今日説明に上がるのは、学校側として把握した事の説明なのよ」
 私の疑問の表情を読み取ったのか、穂高先生が補足してくれるけれど、それだと本当の事を話さない蒼ちゃんが悪いと言っているようにも聞こえる。
「そして今日、事実として確定できなかった事は、お前らも耳にした事くらいはあるだろうけど、【学校教育法】と【いじめ防止対策推進法】に基づいて、設置される“事故調査委員会”の中でゆっくりと調べられる。岡本からしたら言いたい事もあるんだろうけど、俺らはそこまでの負担をイジメられた側に求めてはいない。
 まずは自分自身の心と体の健康だけの事を考えて欲しい。その上で、“事故調査委員会”として動いている事を、赤の他人でもあり、全くの無関係者である他の生徒に意識される事なく、気付かれない様に進められると言う事。だからこの調査にも当然時間はかかる。当然その中で分かった事があればお前らに聞く事もあるし、言える事だったら教えて欲しい。
 ただ前もって言っておくと、事故調査委員会発足後に聞いた話とかになって来ると、人の記憶のあいまい性から、全ての話を鵜呑みにするという事が無くなると言う事だけは理解して欲しい。
 また岡本のご両親や、防のご両親。どちらかの誰かが望むのであれば、事故調査に進展がある度にその報告と言うか連絡はする。ただ、これも今すぐに決めなくても良い。まずは今日話をして改めてご家族で話し合ってくれたらいい」
【いじめ防止推進法:付帯決議(第4項・第5項・第7項)】
 先生の話を聞いて、今まで疑問に思っていた事の一部が初めて氷解する。
 こんな話になってから調査を始めて、場合によっては二年、三年も経ってしまえば、私たちも卒業してしまって生徒も入れ替わってしまうはずなのに、どうしてそこまで時間をかけるのか。
 確かにこんな調査を早期解決と謳って大っぴらにしたら反発も出てきそうだし、何より私たちもそう言う目で見られる事にもなり、元の生活にも中々戻れない。
 もちろん被圧者の中には、全て解決しないと本当の意味で終わらない、再び時を刻み始める事は無いと言う人もいるとは思う。
 色々な人がいて色々な《視点の違い》がある中で、万人が納得するなんて無理な事くらいは私でも分かる。
 だったらさっきから悔しい思いも、眉を顰めたくなるような話も多かったけれど、優珠希ちゃんも言ってくれたように、私たちは、少しくらい大人に守ってもらっても良いのかもしれない。もちろんそれもおんぶにだっこと言う訳でも無いけれど。
【児童福祉法の総則部分・1条】
「分かりました。どうなるかは分かりませんけど、また親と話し合ってみます」
 先生の丁寧な説明を聞いた蒼ちゃんが、返事をしたところで
「それでは先生。防さんの事をお願いします。先生の方も何かあれば私にご連絡をお願いします」
 巻本先生に一声かけた穂高先生が――
「じゃあね蒼ちゃん。また何かあったらいつでも連絡ちょうだい。私の方も明日には一回連絡するね」
 私が蒼ちゃんに――それぞれかけた一声と共に、二人を送り出す。
 そして残る車内に私と穂高先生の二人きりとなって、そのまま二日続けて私の家へと向かう。

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