第42話

文字数 562文字

ここからはわたしが話すわ。
あっくんたぶん覚えてないでちゅからねー。
うん!(バカップルめ)
タイタイの戦略は失敗した、かのようで、そうでもないの。
トテちゃんとたいちくん、二人を使った作戦は失敗したけど、政府の管理による人間牧場化計画が進んでるわ。
それは、インターネット上の情報や、各メディア、そして工作員によってゆるやかに誘導されてる。
例えば、食資源の集約的な管理・生産が根本的には人類全体の為ではない様に、一部の人間の都合の為に。
トテちゃんとたいちくんは、いわばその為の実験台。
むしろ、失敗前提で進められた計画だったの。
で、失敗作は、どうなると思う?
そう、廃棄処分よ。
おそらく、弥生にも同じ命令が下ってたはず。
一方、滅亡担当局も、アンゴルモア計画で文明を滅亡させる裏に、一部の人間たちの思惑が潜んでたわ。
そいつらは500年コールドスリープ出来る装置とその周辺設備、そこを管理する都市をアフリカの地下に建設してるの。
そこに眠る少数の人間の為に、その装置を永きにわたり管理する奴隷に向いた人間が選別され、残される。
世界各地の原発も、停止したのち管理する為の奴隷は生き残る。
あたかも自分たちこそノアの方舟の乗員かのように思い込まされて。

ね、あっくん、おもいだちたでちゅかー?
うん、ぜんぶおぼえてた!
かちこいでちゅねー(真面目にやれ)
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