第6話『ブルードレス隊』

文字数 1,111文字

中東、アラビア午前1時

「 来なさい! 」

模擬コクピットだが実戦でもある。

相手はツェッペリンというイギリス人だ。

千紗は言う。

「 それじゃ、わたしは超えられないわよ! 」千紗は息を荒くして言った。

「 おい、おい。超えるじゃねえだろ。超人類さんよ 」

今度ではアラビア半島にて10mにまで届く犬型ロボットの戦闘機、戦

特徴なのはその4本の脚はあったが頭は無い。そして全身デザートマーパッド(砂漠色迷彩)だった。

砂漠の経度、北緯19東経48 (19°10‘00”N 48°45‘08“E)サウジアラビアだが野生生物保護区

「 パラパラパラ!! 」模擬空薬莢はそんな音を立て砂に埋もれた。

やはり模擬戦がツェッペリンには実弾を、千紗は黒の着色弾を使ってのものだ。

英語で「 up there !(そこまで!) 」と三木教官は言う。

ツェッペリン機には軽口弾代わりの着色弾の赤色が肩、グレネード弾の着色弾の代わりである黒が胴体にはべったりと付いている。

4本脚の下部に付いている1本脚につき4(フォー)キャタピラローラーは不足無い砂に対しグリップし、

千紗は左へ圧倒的な確信をもって時速150kmで移動した。

「 どうよ!ツェッペリン! 」千紗は息巻く。

「 まけたぜ。hollさん (柊の名前のいじった言い方) 」

彼女、千紗の目は軍事企業ネットワークからの支援を受けて黄金に翼状に光かがやく。

そして、ツェッペリンの心臓の鼓動の速さ、脈拍から視線の向いている方向にまで数字として表れ読めた。


『 ジャーー 』と音を立て大きさ4m大あったグリーンの迷彩のなされた布状の訓練機のジッパーを支援員はそのうち2.5mを開けた。

午前7時、日本北海道、千歳市、Ki民間室内軍事演習場

そこでは柊 千紗は「 感覚神経をまさかアラビアまでダイレクトに飛ばして、、、 」さらに「 実践戦闘しているなんて切れのいい。あたしのおじいちゃんもおもいつくまい、に。うっしっし 」

ブルードレス隊の黒を基調とした体にトリプルフィットしている乳房からふともも、尻の形にいたるまで見え。曝け出さんばかりのDカップが男の生唾を誘う。

何せ日本の支援員の男達ですら見慣れているとはいえど目のやり場に困るほどにある。

訓練機の上にはTEST typeと書かれていた。

17才になる千紗はTEST typeコクピットから出た後に。

「 にっ、ブイッ 」と言い頭を腰にまで下げ、全面に髪を弾ませて両指でVサインを作り100m向こうにいる三木に見せる。おかげで巨大な黒色の両胸も派手に垂れ落ちたが。

そこは周囲100mある丸い円状の底にいて訓練機にいたるまでやや傾斜しくぼんでいた。

左の目は今だ、輝いている翼状に。

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登場人物紹介

柊 千紗 ブルードレス隊の隊員であり主人公、地球どころか太陽圏範囲を光通信(ネットワーク)で全てを監視することができる


ロック・ビジター財団総帥。 (千紗にサイボーグ化を命令した人物でありヌーディードレスを推す人間)

アン・ハイエム 地球政府を管理する立場の女王当主

ダリ 地球政府情報部

美里 地球と太陽圏を監視する衛星情報部である。すべてにおいての情報が彼女に集まってくる。

キング・プレイ 指導者であり火星移民のカリスマ

宏 兄子 元イスラエル軍IT技術者でありロック・ビジターの技術者顧問

宏 あきら 兄子の弟で16歳のスペース・サタン・バトルマシン、操縦者

狐 地球へ派兵されネットをハッキングした火星の覇者

徐子 狐の補佐としての娘でありデバイスとして脳をハッキングに使う

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