第１９話『ロック・ビジター』

―　何故なんだ。作戦が成功しない、柊 千紗が絡むと成功しないのか？　―

アメリカ国にあるニューヨークロック企業の所有するN・Yでは最も高いビル200階立ての800m級のビルの最高級ルーム

のオフィス室

40mの巨大なテーブルを囲み調度ロック企業のみではない世界の名だたる100名の最高決定者たちが一同に会してしている。

その上で、報告はロック・ビジター共々聞いている

その内の報告者の声、日石自動者の報告では「　日本首相が暗殺されない事による。私たちの損害は、、、　」

次にインドの企業3大国際IT企業最大手のゴールド社が詰問していた「　わたしの国はかろうじて軍上層部の一掃においてトップは殺害できたが、、、　」

ロックへの糾弾は既に始まり1時間という時間が千紗のゲリラでの失敗状況報告に充てられていてロックはその企業人の集まる中で苦渋を舐めている『　やはり、ロック財団総帥と言えどこの全世界全体でアメリカ、中国、フランス、インド以外ではこの作戦の成功をしなかった事前の契約内容での保証金支払い額は全体で50兆米ドルに及ぶ、、、　』

そしてイギリスEU企業連合の一人が言う「　期日にはロック企業での株価操作によりわがEU企業の値を釣り上げて頂きたい。そして、ロック・ビジターの解任を、、、進言、、、したい　」

それは、

合同決議によって1/3がロックへの世界ゲリラのトップの解任には賛成であり残りは保証金が5倍もの増額をロックの側近によって提案された為に反対に回る

しかし、ロックは、

―　この金額。そうか、実際は私の甘さが今回の計画の失敗を招いたか　―　

各、企業人は言う。

「　核を操る狐と徐子が前線に投入されたが　」

心配気な表情で企業人はさらに言った

「　それにより私達の命の危険もある　」

ロック自身が答えた「　それについては火星へのヌーディードレスの地球からの移民ロケット群SAを早期に発射の前倒しする事で火星とは交渉中です　」

言う「　彼らは人口を最も欲しがっています。そして、そのヌーディードレスの内訳としては一定の技術を持っているエリートの選別を要求してきています　」

「　それは、その火星移民がその2人を使って全世界に核ミサイルの雨を降らし。私達、共々殺害する事を目的として送られたのだろう。何故、今動かないと断言できる？　」

ロックの部下が答えた。

「　何故。核ミサイルの雨が今、飛来しないかと言えば　」

さらに部下は言う。

「　それは火星の科学力が私達地球企業より一気に30年は宇宙進出のテクノロジーを応用され、、　」

部下が続ける。

「　それにより、促進されている余裕だと思われます　」

「　つまりはどういう事なんだ　」

それはロック自身が高級革張りの椅子から立ち上がり答えた。

ロックは青い目を亡霊のように灯らせながら言う。

「　いつでも地球そのものを破壊する事の出来る科学力がある為。言ってしまえば我々企業群並び地球政府が見下されている　」

EU企業代表が憮然とした表情で言う「　それは私見なんだろう。ロック財団企業、代表ビジター総帥　」嫌味であって代表という言葉をEU企業代表は強調した。

ロック自身はその大柄である。

皺一つないスーツ姿で皆の全100名の注目を浴びながら。

「　いえ、これはそれぞれにこの場でのみ閲覧を出来る。データを回線で送ります　」

そして、声紋判定を行うAIにロックはその雄々しい声で告げる。

「　映像を映せ　」

各々の前のテーブル内に隠れて見る事の出来る設置されたモニターの前には『狐、徐子。後に惑星破壊級核融合による融合弾頭を確認』と各々の国に翻訳された文とともにそのミサイル弾頭の写真が表示される。

テーブル群の主人である人間の声がざわめいた。

これはロックの用意した偽の情報文にフェイク画像だ。

それは、この場のみでは有効に働いた。

若い新興の国際企業が言う「　この情報の出所は？　」

ロックは言う。

「　我々の軍情報部からです　」

しかし、EU企業代表は「　この情報は再検討し。もう一度、議題にあげさせて貰う　」

ロック・ビジターは全国際企業の内、自分への解任反対に回った2/3の企業代表に向かって言う。

「　その時間はありません、、、　」後の決議は。

EU国際企業以外は作戦を失敗したはずのロックへ火星軍対策全権委任とヌーディードレスの移民ロケット群SA開発委任を得た形になった。

所詮、彼らは企業人であり軍人では無かった。もちろんロック・ビジターもだが。