ぼたんちゃんの夏やすみ☆ピクニックだよ!

文字数 1,182文字


なんとか準備が終わって、みんなで駅にむかったよ!
手分けしてお弁当とか、水筒とか、バトミントン!とかを持って、教会から歩いて三分?の駅に、歩いていくと、小さな駅のホームにとっても個性的なファッションのひとがいました☆
「アー!ひまわりサン、グッドタイミングデスー!ピクニック、イキましょー!」
「あら、みなさん、おそろいで・・・おでかけですか?」
「うん、ここから20分ぐらいの、ちゃいろ山にみんなでいくんだよー!」
お弁当もつくったよ!と、食べ物でずっしりとしているバスケットをかかげて見せると、
ひまわりちゃんもそのバスケットに見覚えがあったのか、何度もまばたきをした。

ちなみにー、今日の、ひまわりちゃんの服装はー、
フリフリの白いブラウスが映える黒のロングワンピに、白いカチューシャ・・・メイドさん?みたいなのに、なぜか番傘・・・あの、京都の舞妓さん?とかがもってそうな傘をさしていました・・・日傘?なのかな?
・・・この恰好で、どこに行くのかなー・・・

「良かったら、ひまわりちゃんも行く?たぶん、山いって、弁当食べて帰ってくるだけなんだけど。」
「ちょっとよしゅあ、なんでそう、楽しくなさそうな宣伝で誘うのよ?もう少し、言葉をえらべないワケ?」
「よっ、よかったら、ひまわりさんもぜひ!お弁当は、もう、たくさんあるので!!!」
「ワタシがー、タンせー、コメテ作ったオニギリもありマスヨー!」

ひまわりちゃんは、みんなの顔をみて、それから、こう、フッと空に目をうつしてから、
「・・・いいですね。じゃあ、わたしもご一緒いたします・・」
と、言った。
たまーに、ひまわりちゃんって、アニメみたいなしぐさをするんだよねー。
どこかでカメラがまわってる設定なのか、あれがうわさにきく中二病ってものなのかな・・


そのあと、すぐに来た電車にのりこんで、途中、車掌さんから、切符を買う。
田舎だからね、駅に券売機とか、改札がないんだよ!
田舎だから、電車は単線で、二両編成。
でも私はこの向かい合うタイプの座席、結構すきだなー、一気に旅行気分になれるし!
ダリアさんは、ひまわりちゃんの番傘を興味深そうに見ていて、
ひまわりちゃんとさくらさんは、バトミントンからテニスのはなしをしていて、
(さくらさんはテニス部、ひまわりちゃんもテニスできるんだって!)
着いたら試合しよ、みたいに盛り上がっている。
よしゅあちゃんは樹太郎くんとスマホでゲームしてるみたいで、せっかくの遠出なのに、もったいなーい!
まぁ、田舎住みの私達には山とか、大自然ってめずらしくないもんね・・

でも、こんなに大勢でピクニックに行くなんてわくわくするね!

―そう、このときはまだ、わたしたちは知らなかったのです・・・
まさか、このピクニックが、あんなことになるなんて・・・!
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