どきっ、水着だらけの川あそび★ポロリもあるよ

文字数 5,807文字

1.
やっほー、本作一番人気キャラの葉一くんだよー!
とうとう、待ちに待った、キャンプがはじまりましたぁぁあああ!
まずは、川遊びってことで、教会のおじーちゃんたちが俺たち全員を
BBQもできる川辺(地元民しか知らない穴場的な)に、連れてきてくれましたぁ!
勿論、ただで。
やまのべ教会のみなさんマジ神、ってーと、
『神は唯一のお方のみ』って、よしゅあがジト目でみてくるから、自重!
やまのべ教会の皆さん、まじパネェ親切。
よしゅあはなぁー、普段はクリスチャンじゃないですぅ、って顔しといて、
よしゅあの信じてる神さん?キリストさん?を貶めるようなこというと、
一瞬、ジト、と見てくるんだよなー。
アレ絶対無意識。
あれで本人、クリスチャンじゃないふり?擬態?できてるっておもってるから
面白いよねー。
しかもかなりムッツリ。
女の子と暮らしてたり、女の子の幼馴染がいたり、教会で女の子に囲まれてるのに、
『ぼくは興味ないですぅ。』みたいな顔してて、アレはムッツリでしょー。
そうそう、この間、教会で皆でメシ食ってるときにさー、俺が軽く、
『いやー、ほんとここ、かわいい子多くて天国だわー。
よしゅあ、お前、女の子たちに変なことするなよー!』っていったらさー、
・・・なんて言ったと思う?
『結婚しないのにするわけないだろ…あ、』ってさ!!!!!
いや、普通の年頃の男が絶対言わないセリフだって、言ってから気が付いたんだろうけど!
―いやもう、びっくりしたよねー・・・(遠い目)
さすがに女の子たち、えええ・・みたいな顔をして固まってるし、
あ、ダリアさんは『よしゅあ・・・・!』とか感激してたし、
ぼたんちゃんも、当たり前じゃない?みたいな顔してたから、
純粋培養クリスチャン怖ぇぇえ!とか思ったよね。
まぁさ、俺はお前の親友だからさ!お前の思想とかに文句つけたりしないし、
女の子たちとの交流は、この親友★の俺にドンと任せてくれていいんだぜ★
(けどさ、変な事するなよ!の発言をサラっとながさないでマジレスするあたり、
・・・やっぱりよしゅあはムッツリだー、と僕は思うわけですよ。まる。)

・・・さて、ここまでべらべらしゃべってきたけど、
なんで俺がナレーションを担当してるか、読者の皆様も気になっていると思う。
葉一くんのあまりの人気ぶりに、主役交代か?と思われた方も多かったと思う。
・・・残念ながら、そうではない・・・それでもいいけど。

が、これから、女の子たちが水着できゃっきゃ、うふふなワケですよ!!!!
そんな、夏の男の夢の楽園(パラダイス)、がこれから開幕するってーのに、
あんな、朴念仁ムッツリにモノローグをまかせていたら、つまんないことこの上ねぇーからでございますよ!!!(あまりの興奮に混乱気味)
さぁ!皆のモノ、準備はいいかぁー!
どきっ☆水着だらけの川あそび、BBQが、はっじまーるよー!!(わくわく)


男の水着は興味ないから、俺も含め、割愛ね。
あ、これ、キャンプの参加メンバーの紹介も兼ねてるの?
わかったよー、
ハイ、右にいるのがよしゅあで、青の海パンね。
んで、左にいるのが、樹太郎くんで、緑の海パンね。
えー?俺の水着、お嬢さんたち、ききたいのー?
しょーがないなぁ、黒でワイルドな模様がプリントされて、赤のラインがしゅっ、と
はいってる、サイコ―にいかしたやつだよ!
よしゅあが、『こんな田舎の川でそんな水着とか、お前すげぇよ・・!』といったけど
気にしなーい! 水着は男の勝負服なんだぜ・・・・・!(キリっ)

さて、気を取り直して、女の子たちが着替えてるテントに目をうつす・・・
『アー、背中ノヒモ、ヒッカカッテマスヨー』とか、
『もうちょっと、こっちにきて・・日焼け止め、ぬってあげるから・・・』とか、
きゃぴきゃぴした声がきこえてくる。
いいぞ、いいぞぉ・・・!

「デハ、ワタシ、モー、外にイキマスネ!」
と、テントから、一番に、堂々とでてきたのはダリアさんだー!!!
キラキラと光りを反射するウェーブした金髪に、日本人離れした、褐色の肌、足の長さ、
そして、その全てに映える、白のビキニが、まぶしぃっ!!!!
ホワイトの、胸元にピッタリとあった、ビキニ。
うなじに大きく結ばれたリボンも揺れている。
ううううう、うつくしいぞぉおおおおおおおお!!!
女神なの?ねぇねぇ女神なの?(女神という表現も、よしゅあがジト目るので自重)

しょっぱなから、このレベルだと、他の皆さんがでにくそうですねー、解説の葉一さん?
そうですねー、しかし、まだまだミス・やまのべと萌え女やまのべがひかえていますしー、これからが楽しみですね!

「あー、テントの中より、外のほうが涼しいね!」
ハイ、次に登場いたしましたのは、元気少女・ぼたんちゃんですねー!
小学5年生だと、やはりスク水かな?と考えられた紳士たるロリータの皆さん、ハイ、
そこ正座! たしかに、ぼたんちゃんは明るくて素直で笑顔のかわいいショートカットの女の子です!
いくら身長低くて小学3年生にしか見えなくても、そういう汚らわしい目でみるの禁止!
あー、うん、水着だけ、教えてあげるから・・・
ドレスみたいなヒラヒラがいっぱいついた、上はキャミソールみたいなつくりのワンピースです!以上!

「日差しが強いから、もっと日焼け止めをぬらないとー」
と、慌ててぼたんちゃんを追ってでてきたのは、ミス・やまのべ・さくらさんですね!
いやー、よしゅあは『口うるさい・・』とか、失礼なこと言ってますけど、
この優等生キャラとおかんキャラのギリギリをせめるさくらさんはなかなかのものですよー!小さい子(失礼!)を気にかけたり、なかなか点数高いじゃないですかー。
あ、まちにまった水着ですね!おーっと、まさかの、赤だぁああああ!!
くっきりした、赤が映える、ワンピース風のビキニ水着だー!胸元には、レース状の
飾りがついてて、正直、露出は少ない!
けど、セパレート部分、お腹のあたりが、チラっ、チラっと、
これは素晴らしいですよ皆さん・・・・!
清楚とチラリのギリギリをせめるさくらさん、さすがやでぇ・・・!

「さ、さくらったら、まってよぉ・・・」と、もじもじしてでてきたのは、
萌え女・ゆりさんです!-うん、川は危ないから、眼鏡ははずせないですね・・
そして!ゴージャスです!!!
いつもはひとつしばりの髪の毛をアップにしてて、うなじがまぶしいのとー、
胸元で大きくむすばれたリボンのついている、さわやかな色合いのトップ、
おへそあたりから巻かれたパレオ?がまた色あざやかでミューズのようです・・・!
(あ、ミューズって表現もイヤ?自重?)

そして、最後がひまわりさんですね・・・・
いえ、別に、警戒してないですよ・・・ただ、彼女の独特のファッションはですね、
ぼくの中二時代というかー、暗黒の黒歴史がよみがえってくるというかー・・・
あ、ふつーの、水着でした・・・ふつーの、スク水・・・・!
これはこれでマニアックというか、本人もわかっててねらっているのか、
すっごく、似合ってますけどね。中学二年生というピュア感と、高校生にはないみずみずしさが光ってますけどね、
・・・・・・なんで、頭にメイド服みたいなカチューシャ、つけてるんでしょう・・・
あと、腕にタトゥーシールっぽぃのもついてますけど、汗でずれたのか、
曼荼羅みたいになってますよ・・・・・

けど、ひまわりちゃんを見た樹太郎くんが、ここにきてはじめて、顔を赤らめた。
あ、樹太郎くん、それ、好み?
そして、ここまでほとんど出番のなかった主人公・よしゅあが、
「水着の紹介だけで3000文字とか、葉一、お前すげぇよ・・・」
とつぶやいた。

2.
しかし、だ・・・。
いくら、真夏の昼、太陽が頭上にサンサンと輝き、
雲ひとつない晴天の日だったとしても、だ・・・・。
「「「「「つ、冷たい・・・!」」」」」
川の水というのはキンキンに冷えていて、水着で遊べるようなものじゃない。
「コ、コンナに川の水ッテ、ヒンヤリ、ナンデスネー!」
「上に、Tシャツとか着たら、なんとかなるかもねー」
「ぼたん、こんなこともあろうかと思って、
ウェットスーツもってきたよ!(どやぁ)」
ママのサイズももってきた!と胸をはるぼたんちゃんに、
「わたしも、ママがもっていけって・・・」と、ひまわりちゃん。
「と、とにかく、何か着よう?私もラッシュガードもってるし・・・」
「そうだな、せっかくのキャンプで風邪ひいてもいけないしな・・・」
と、女の子たちに、もう一回テントにもどるよう、うながすと、
「「や、やめろぉおおおおおおおおおおお!!!」」
と、葉一たちの断末魔の叫びがあたりにこだました・・・・


「ホントに、キレイナ川デスネー!」
「ねー!ほら、あっちの深いとこでも、川底まで見えるよー!
・・・ダリアちゃん、こっちむいて!えーい!」
ぱしゃ☆
「アー、ヤリマシタネー、ジャーあ、コチラモ―!」
ぱしゃ☆ぱしゃ
「あ、私たちも水かけっこいれてー!」
ぱしゃ☆ぱしゃ☆ウフフ☆もー、かけすぎー!
☆きゃっきゃっ☆ぱしゃ☆きゃっ、きゃっ・・・!
「・・・・なぁ、俺たちも川、いこうぜ・・二人とも、そんなとこで黄昏てないでさ・・」
・・・・・葉一と樹太郎くんは、川辺に設置したパラソルの下で体操座りをしていた・・・・

「・・・よしゅあ、お前さ・・あの、さっきまでの天国(パラダイス)と今の光景、
比較してなんにも感じねーの・・・」
「・・・今は天国(パラダイス)っていうか、むしろ地獄ですよね・・・」
「・・・うん、ウェットスーツで全身覆ってると、悪魔にみえるよな・・・」
「・・・なんで僕たち、悪魔の川あそびをながめてるんでしょうか・・・」
「・・・幸せとは、こういうものかもしれないな・・
つかんだと思ったら、あっという間にその手から零れ落ちていく・・・」
「・・・ふかいですね・・葉一さん・・・・・」
だぁあぁあああ、しめっぽぃ!!!!
ここは葬式か!
「そう、ここは俺たちの夢と希望が失われた悲しみの場所なのさ・・・」
葉一、お前、キャラかわってない?
「もー、男子―、いつまでそこにいるのよー!!」
「コッチデ、イッショにアソビマショー!」
「ぼたん、よしゅあちゃんたちつれてくるね!」
「ワタシもイキマスー!」

・・・・このときの、状況説明をしておこうとおもう。
川からあがって、俺たちを呼びにきた、ダリアとぼたん。
川に正面する位置で、座り込んでいた葉一と樹太郎くん。
そして、その両者の間に立ち、川に背を向けていた、俺。
気がつかなかったのも、無理はない――
果たして、一人だったのか、複数だったのか。
ズルッと、盛大に石にけつまずき、俺の海パンにしがみついたのは。
ぽろり。

・・・私はこの人が・・それが、肉体のままであったのか、肉体を離れてであったのか・・
パラダイスに引き上げられて、人間には語ることを許されてない、口に出すことのできないことばをきいたことを知っていますー・・・・

「ごごごごおごごg、ごめんね、よしゅあちゃんんん!!」
「ヨッヨヨ、ヨシュア、ダリアはナニモ、ミテナイシ、スベテワスレルカラー!!!」
「だだだだg、大丈夫です、よしゅあ先生、漢(おとこ)でした!」

「・・・ってか、お前のポロリとか、ダレ得なんだよ・・・・」
葉一のつぶやきが、そっと耳に届いた、そんな夏の昼下がり。


☆おまけ☆
「ってかさー、この水着回、昨日『1』をあげたらすんげー、アクセス数でたのに、
『2』で、これとかさー、読者サービス悪すぎない?」
「お、俺は別にエロでアクセス数かせごうとか思ってないし・・・!」
「そんなこと言ってもさー、みんなここから、すんげー、期待してたと思うよー?」
「お、俺にどうしろってんだよ・・・(今は心の傷でいっぱいいっぱいだっつーの・・・)」
「お前、この教会物ハーレムの主役だろうが!!!!せめて、もっと頑張れよ!
この小説には、圧倒的に、ラッキースケベ成分が!足りない!
足りないだろぉおおおお!」
「お、おぅ・・・・(こいつ、ホントにキャラ変わってないか・・・?)」

<女子着替えテント>
「ねぇ、バーベキュー食べるのー、水着のままにしない?暑いから服着たくないし!」
「イイデスネ!ワタシモ、モースコシ、キテタイデス!」
「だよねー!ウエットスーツ、重かったから、身軽ですごしたーい!」

「・・・・ほら、聞こえましたか、よしゅあさん?セカンドチャンスですよ?
BBQで・彼女らの・水着炸裂・お色気満載のシーンを・中継するのです・・!」
「・・・俺は朴念仁のムッツリなんだろ!お前がやれよ!」

「で、でもさ、水着でバーベキューとか、危なくないかな?」
「たしかに、肉汁がしたたったり、業火の炭火が飛び散る可能性が・・・」

「いかん、このままでは悪夢再びだ!いくぞ、樹太郎くん!」
「ハイ、葉一さん!」
二人は世界新記録並みのスピードでテントに駆け寄り、こう告げた。
「大丈夫(です)!食事の準備は!全て!僕たちがするので、
どうぞお好きなだけ、水着姿でおくつろぎくださいっっ!!」

・・・そんなわけで、俺たちは額に汗して肉を焼き、水着姿の彼女たちにサービスし、
また彼女たちから水着サービスを受けたのだった・・・


☆おまけの2☆
ちょ、よしゅあ、お前本当に朴念仁だな!
バーベキュー、水着ならではのお色気ハプニングがいっぱいあっただろうが!
さくらさんのワンピース水着の肩紐がほどけて、あ、ヤダっ!とか、
ゆりさんのパレオが風にあおられて、ふわっと、こう、マリリンモンローだったとか!
・・・まぁ、ひまわりちゃんのスク水は無事だったけど・・・・
ぼたんちゃんのフリルワンピース水着がまさかのビキニ発覚!チラチララッとか!
背中しか見えなかったけど、ダリアさんの首元リボンがほどけてポロ・・・キャー!タイヘン!とか!
それを一文ですますとか、マジ、お前、ハーレム系主人公失格だから・・・!
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