ゴールデン・ルーキーズ 1992-2005

[学園・青春]

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 宮城県仙台市。東北唯一のプロ野球球団のフランチャイズの本当の名前を多くの人は知らない。県営宮城球場。通称「宮球(みやきゅう)」。その宮球の外野席の観覧車に乗る二人の男がいた。シンジとマサト。二人は中学のチームメイトとして、かつてともに宮球で汗を流した仲だ。
「なあ、もしも人生をやり直せるとしたら、いつに戻りたい?」
 突然のシンジからの問いかけに、マサトはこれまでの人生を振り返る。
 ライバルとしてしのぎを削った少年時代、明暗を分けた高校以降の二人。甲子園のスターからプロ野球へと進んだシンジに対し、野球をやめたマサトはそれに変わるものを見つけられずにいた。だが、そんなマサトも仙台にできたプロ野球の球団職員として次第に人生を取り戻していく。それとは対象的にプロで芽が出ないシンジの生活は徐々に荒廃していく。
「あいつの人生は終わったんだよ。選手としても人間としてもな。」
 そんな世間の声を覆すべく、マサトはある企てを立てる。

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小説情報

ゴールデン・ルーキーズ 1992-2005

池田 吾一  goichi_ikeda

執筆状況
完結
エピソード
22話
種類
一般小説
ジャンル
学園・青春
タグ
総文字数
224,651文字
公開日
2024年01月08日 20:26
最終更新日
2024年01月08日 20:50
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