高級カップ

文字数 391文字

2脚で、6万円
1脚3万円だ。
カップとソーサーで、3万。

5000円でも高級に思えるのに。




「素敵ぃ」と思うか、

「扱いづらい、気を使う、かったるい」と思うかは、その人次第。


それでも、割らないように気をつけて働くわけである。




世界は重力が働いている。

気をつけていたって、割れる時は割れる。
壊れる時は壊れるのだ。
お客様が、割ってしまうことだってあるだろう。



なぜそんなカップを使うのだろう。


高いカップを取り扱えるだけの信頼のある会社ですというアピールなのか、


高い食器を使うことで、サービスの意識を高めようとしているのか、


お客様が喜ぶから、使うことにしたんだと思うけど、


値段聞いたら、お客様も気を使いながら、飲むだろう。



そのカップでいれたコーヒーが、美味しいか、気を使ってしまって美味しくないかは、お客様次第だが。





このカップを使う時の時給をあげてもらいたい。
と静かに、私はこころの中で思ったりする。
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