一文小説集「切符」等三篇

文字数 166文字

「切符」

 駅に着いた死人の男が、自身にたかっている蝿の分まで切符を買うべきかどうか、駅員に尋ねている。

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「池」

 その池にはなぜか月が映らないため、夜になるとメロンパンが浮かべられる。

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「水」

 真夜中のオフィスの給湯室で、スーツの男が、栄養ドリンクの空き瓶に水道水を注いで、何回もそれを飲んでいる。
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