一文小説集「春」等三篇

文字数 141文字

「春」

 役場で雪だるまの死亡届が受理され、小さな町に今年も春が来た。

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「説明」

 指をゴミに出す時、マニキュアを落とさなければならない理由が、何度説明されてもよくわからない。

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「足元」

 影の缶詰を買った俺の足元を、レジのおばさんが見ようとしてくる。
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