一文小説集「小石」等三篇

文字数 172文字

「小石」

 電車で眠っていて、目覚めたらいつの間にか靴を脱いでおり、隣にいた知らない老婆が、「これが靴に入ってましたよ」と小石を差し出してくる。

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「目薬」

 葬式の前に配られる、霊魂が見えるようになる目薬を、母はなぜかいつもささない。

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「アルバイト雑誌」

 猫語で書かれたアルバイト雑誌に、煮干しのイラストが多い。
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