一文小説集「光る」等三篇

文字数 144文字

「光る」

 寂しいとへそが光る体質なので、一人の夜はへそをガムテープで塞いでいる。

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「音」

 刑務所の面会室のアクリル板越しに、娘が砂浜で拾った貝殻の音を聞こうとしている。

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「ボタン」

 血のついた服を洗濯機に入れる際は、「ごめんね」ボタンを押してください。
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