第14話 何故、人を好きになったり、離れてしまったりするのだろう?

文字数 639文字

 何故と言えば人の感情ほどわからないものはない。
 特に20代の頃は女性を好きになったり、好きになった女性に嫌われたり結構忙しい方だった。そして、不思議なのは一時は好きになった女性が一時は私に好意を持ってくれても長く続かないケースが多かったことだ。その嫌われた離れていった理由がいまだにわからないで40年近くたった今でも「どうしてあの女性とはダメだったのか?」未だにふと思う時がくる。
 これはいくら考えてもわからないし考えてもしょうがない事なのだ。相手も私を気遣ってかはっきりとした理由を言わないまま離れていった。だが、一時は何年後も変わらずにこうやって手をつないで歩いてくれる?と言われたのを今でも思い出す。当人同士だけではない問題が原因でもめる事が多かったのは確かだ。だが、そういう時にこそ気持ちが離れてなければ問題も解決出来たのにと後悔する。
 いや相手の気持ちまではいつまでも変わらずに支配できないのである。不変であるものなどあり得ない、特に人間の感情などはよく変わるものなのだから。人間の感情まで「何故」と追及しても答えは出ないものだ。
 相手が女性だけでなくて男性の友人だって仲良く付き合っていた相手と急につきあいがなくなる事がある。もっももこの場合はお互いの環境が異なり会う機会が減って自然に消滅するというケースが多いが。
 世の中には理屈では説明できないことが多くあると思うしかない。だが何故か何年もたってほとんど忘れていたことなのにふと思い出すことがあるのは不思議だ。
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