第18話 好きな事を仕事出来ないのは何故?

文字数 691文字

 人間、好きな事を仕事に出来たらどんなに幸せかと思う。
 だが、自分の好きなことを仕事に出来る人というのはごくわずかだ。プロ野球選手、プロゴルファー、ミュージシャン、好きなことをして生活していける人は少ない。
 大半の人は学校を卒業すると会社と呼ばれる組織に入り、組織の一員として好きでもない仕事をすることになる。生活していくためには仕事をしなければならない。
 会社員のなかには仕事の内容よりも、会社で偉くなりたい、肩書きが欲しいという理由で仕事をしている人もいる。確かに会社で偉くなって何人かの部下を使って、人を動かすのは魅力的な事だ。そして偉くなるためにはライバルとの競争に勝ち、部長とかいう地位を得るのだ。そして現場のトップに立ったら今度は役員を目指す。自分の地位が上がるたびに部下の人数も増えて仕事に対する裁量も大きくなるのだから仕事に対する意欲もでてくる。
 だが、よく考えるとライバルとの競争に勝ったといっても小さい勝利である。さらに会社で部長、役員になってもそれはその会社の組織な中だけで通じる小さな世界の勝者である。
 だから、本当に目指すべきものはライバルや会社の中での地位ではなく、自分は仕事をこうしたいというビジョンであり、それが一番大切ではないだろうか?そして自分のビジョンを明確にするためには自分は何をしたいのかを常に考えているのは大切だと思う。
 プロ野球選手やミュージシャンになって好きな事をして活躍できるのはごくわずかの人だろうが、会社員でも自分のするべきことビジョンに忠実であるべきで、そうしているうちに本当にしたいもっと大きなものが見えてくるかもしれない。
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