第9話 阪神タイガースは何故、優勝出来ないのか?

文字数 958文字

 さあいよいよ今日、3月30日からプロ野球が開幕する。もっとも今日の試合はパリーグの日本ハム対楽天戦だけが行われ、他の10球団の試合が始まるのは明日31日からになる。
 小学生時代からプロ野球のフアンで特に阪神タイガースのファンである私はいつも毎年、プロ野球の開幕が始まるこの時期になると楽しみで気分もウキウキしてくる。毎年の事だが今年こそ阪神はやってくれるのではないかという期待を込めてである。
 だが、残念ながら阪神は開幕試合に弱い。その理由のひとつには阪神は甲子園球場が本拠地なのだが、この時期は春の選抜高校野球の実施と重なって甲子園球場が使えないからである。従って前年の成績が良くてAクラスに入っていても甲子園は使えず近くの大阪ドームでの開幕戦になる。そして開幕試合に弱く最初の3連戦で阪神が対戦相手に負け越してスタートからつまずくと「今年も阪神はやっぱりだめか」と思ってしまう。
 阪神タイガースは巨人軍と並ぶ伝統あるプロ野球の球団でファンの数も地元の大阪だけに限らず全国区の人気のあるチームである。人気だけだけでなく通算の勝率も球団創立1935年以来、5524勝5189敗339引き分けで.516とセリーグでは巨人についで高い。それでもここ一番の試合には弱く優勝回数は1リーグ時代も含めてもわずか9回しかしていない。その為、2位でシーズンを終えるケースが多い。だからこそフアンは毎年今年こそはと願いを込めて開幕を迎えるのである。
  セリーグの他の4球団のチームには悪いがやはり巨人と阪神が強くて優勝を争うと言う展開が理想的だろう。今年は久しぶりに阪神が優勝した2005年の時の監督だった岡田が監督として戻ってきてくれた。エースの青柳を始めとする豊富な投手陣に加えて、昨年いまいちだった打線も大山、佐藤も内野の一塁と三塁に守備位置を固定されれば打撃に集中して取り組めるので前年の成績を上回るホームラン、打率、打点の期待が持てる。
 阪神は「優勝」と言う2文字を使うとなかなか実現しないジンクスがあり、今年は「アレ」という言葉を使い岡田監督以下選手達ならびにファンも2005年以来の「アレ」を目指すのである。どうか開幕前のワクワクする気持ちがすぐには終わらずに、今年は最後まで「アレ」を目指してがんばってもらいたい。
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