第16話 阪神の岡田監督は何故、梅野を使い続けるのか?

文字数 906文字

 阪神タイガースの調子がおかしくなってきた。開幕から好調を維持してきたのだが交流戦では負け越した。そして、セリーグのライバルである横浜DeNAと読売巨人軍が交流戦では好調、最大6ゲーム半も開いていた横浜DeNAとのゲーム差も昨日の直接対決で横浜に敗れて1.5ゲーム差になってしまった。残り2試合横浜が連勝すれば首位の座が入れ替える事態である。
 そこで気になるなるのが岡田監督のキャツチヤーの使い方だ。今シーズンは開幕前から正捕手は梅野でいくというのが岡田監督の方針だった。だが、梅野の調子が出ないで長引いている。それにひきかえ坂本捕手の調が良い。坂本の弱点はバッティングだったが開幕から好調を維持して、チャンスにも勝負強いバッティングをしてチームに貢献している。村上、大竹といった実績の今まであまりなかった投手を上手くリードしている。
 梅野は長打力がありバッティングに魅力のある選手だったがシーズンもそろそろ半分に差し掛かるのに打率は相変わらず1割台である。梅野の調子が悪くてもチームが勝っている時は良かった。しかし、チームの不振が長引くと調子の悪い選手が気になってしょうがないのである。そして調子の悪い選手を使い続ける監督の采配にも疑問が出てくる。
 だがプロ野球の監督が使い続けるのだから何か理由があっての事だろう。草野球しかやったことのない私にはわからないプロの目で見て使い続ける「何か」があるはずだ。
 プロ野球は長いペナントレースの戦いである。たとえ首位の座を一時的に奪われても、終了時点でトップにいれば良いのである。
 それは、私もわかっている。わかっているのだが心配なのだ。阪神タイガースの場合、岡田が以前監督していた2008年には巨人にそして2021年矢野監督の時も首位を独走していたのにヤクルトに土壇場で優勝をもっていかれた苦い思い出がある。
 チームの不調を不振の選手のせいにはしたくないのだが、何とかして欲しいという気持ちが強過ぎて文句を言ってしまうのだ。さあ、今日と明日の横浜DeNA戦での阪神タイガースがどのような野球を見せてくれるか楽しみだ。勝敗に一喜一憂しないで試合を見れるようになりたい。
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