5「三条遥」

文字数 1,454文字

「…朝か」
今日は双海さんに話しかけよう……
ってか相手の夢の記憶無かったらどうしよ…
でも…怖気付いてたら進まないもんね!よし!

(ガヤガヤ)(ダッダッダッダッ!!)(ワイワイワイ)
「はぁっ…はぁっ……」
今日も遅刻せずにすんだ…生徒会長探さなきゃ!
「ッい……」
そういえば夢の中で腕切れてたな…
双海さんは怪我してなかったよね…大丈夫…!
「ッあ!」
いたっっ!!
「双海さん!」
「…あ…!一ノ瀬さん…?」
「そうそう!覚えてたんだね!!」
良かった……夢の記憶はあったみたい…
「てか…一ノ瀬さん腕は?大丈夫…?」
「いや…これくらいなら大丈夫だよ!」
「そっか…!」(キーンコーンカーンコーン…)
「あっ…チャイム鳴っちゃった…」
「…じゃあまた夢で」
「なんかかっこいいねw」
「んねw」
「じゃね〜!」

〜帰宅時間〜
双海さん…めっちゃ話しやすいな……
今まで食わず嫌いしてたけど凄いいい子…
「生徒会長になるほどだわ…」
「生徒会長がなぁにっ?」
「うわぁあっ!遥ちゃん?!」
「びっくりした?w」
「びっくりするよ〜!も〜!w」
「最近生徒会長と仲いいね、何かしてるの?」
「うぇっっ」
もちろん夢の世界の事は言えないが…
遥ちゃんに嘘をつくのは罪悪感……よし
「その〜…この前たまたま会って〜……」
「……ふーん」
まぁ嘘はついていないのでセーフ…!!だよな?
「じゃあ私部活行ってくるね〜」
「あぁ…!また明日ね!!」
「うんまた明日〜」(カッ…カッ…カッ……)
心臓に悪いッ…あの子何かと勘が鋭いのよね…
「帰ろ……」

〜なんやかんやで寝ました〜
「……よし」
「ミツキ〜」
「リッカ!今日はありがとう!」
「うん!こちらこそ〜」
「2人とも〜」
「エコン?どうしたの?」
「実はね〜…君たちが今まで戦ってきたのは本拠地に侵入してきたバークローだけなんだ〜」
「えっっ?!ほんと!?」
「だから今日は〜…じゃあCブロックに行ってもらおうかな!2人ともできる?」
「うん!行ってくるよ!」
「頑張る……」
「Cブロックが1番小さいから簡単なはずだよ」
「分かった!じゃあいってきまーす!」

(サァーーッ…)「…ッ確かに…敵がいつもより多い…」
「1番小さな場所でもこれだけ…」
「大丈夫…敵の量は減ってるからッ…」(ザシュッ)
(ズキ…)「いッ…た……」
「リッカ…大丈夫?」
「いや…ミツキはこれでも動いてるから……」
「無理しないでね…!」(ズキッッ)
「いッッた……!」
最悪ッ……足つった…どうしよ…どうしよ……!
(……タッタッタ!!)(スバッッ!!)
「大丈夫?ミツキちゃん」
「…ハルカ…!?」
「三条さん…ッ!」
ハルカの武器…え?斧…?でっっっか!すご!
「エコン、これで大丈夫なの?」
「うん〜!凄い凄い!強すぎ〜!!」
「ミツキ立てる?無理しないでいいよ」
「…うん!」
「双海さんも足怪我してるんだね…大丈夫?」
「大丈夫です…ありがとう」
「Cブロックのバークローみんな倒したね!」
「わぁーい!」
「凄い…」
「次は〜……」
「エコン…もうすぐ夜明けだよ?」
「えっ?あ〜!ほんとだね〜!急がなきゃ!」
「急ぐ?なんで?」
「夜明けまでに本拠地にいないと夢の世界に閉じ込められて二度と出れなくなっちゃうの〜」
「まじ?!急ご急ご!!」(ダッダッダッダッ!!)

「なんとか間に合った〜!」
「じゃあまた…夜かな?」
「うん…じゃあまた後で」
「またね〜!」

ハルカが仲間に入ったよ〜!
ハルカの武器は…斧?!デカすぎ〜!
私ならこんなの絶対使い切れないな〜…
って…え…?四津ヶ谷先生ッッ……?!
次回、6「迷子…?」
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み