７「四津ヶ谷叶」

「……なんで？」
「大丈夫です先生似合ってますよ」
「カナエの武器は〜…これね！」
「…細…なにこれ？」
「それ薙刀〜可愛いでしょ〜？」
「薙刀……うん…分かった…」(ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…)
「ｯ！」
「バークローだね…カナエ頑張ってね！」
「えっ！？ちょっと待ってよ無理だって！」
「先生！腰です！腰を斬れば消えます！」
「腰？！ちょっと無理無理……！！」
「先生下がってて大丈夫ですっ！」(ﾀｯ!)
「…ｯ！」(ﾊﾞｼｭｯｯ!!)(ﾎﾞﾄｯ……ｻｧｰｰｯ…)
「…うわ…ぁ…凄……」
「カナエ、あれが魔法少女だよ〜」
「俺小女じゃないけどね…」
「女体化って知ってるかい？」
「27なんだよ…女でも、小では無いでしょ…」
「まぁまぁ口答えしないで〜」
「てかなんで先生だけ薙刀？」
「カナエは歳もあるからあまり動けないし」
「失礼だな……」
「斬ることも突くこともサポートも出来る意外と万能な薙刀を使わせてるんだ〜」
「へ〜…凄いね」(ｻﾞｯ…)
「また……」
「次はカナエだけでやってみて〜？」
「えｯｯ…が…がんば…がん……ばる…」
「私も行くよ…エコン……」
「カナエが成長しないでしょ？」
「……うーん…」

「…あ……ぅ…ｯ…」(ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…)
「ふぅ〜……ｯ……ぬｯｯ…!!」(ｽﾊﾟｯ!!)(ｻｧｰ……)
「ｯは”ぁ”ぁ”っ…!…あ……」(ｶﾞﾀｯ…)
「先生っっ！！」(ﾀｯﾀｯﾀｯ……)
「カナエ！」
「大丈夫ですか…次は一緒にやりましょ…？」
「もう無理……！帰りたい……」
「まだ夜明けじゃないから帰れないよ〜」
「ちょっとエコン……！」
「う……うん…多分…大丈夫…出来るよ…」
「……無理しないでくださいね…？」
「あと10分くらいで夜明けだからね〜」
「ブロックにさえ行かなければいいでしょ？」
「そうだね〜ここに来るのをやってほしいな」
「…分かった……」
〜10分後〜
「…疲れ”た”……身体中痛い…」
「これで帰れるよ〜」
「…先生大丈夫ですか……？」
「うん…大丈夫……じゃあまたね…」
「…そういえば知らないのか〜」
「夢の世界の痛みは現実世界にも行く…って」
「きっと大丈夫だよ〜」
「そうかな…じゃあまたね」
「うんまたね〜」

仲間になったカナエの武器は…薙刀……？
細いのにちゃんと斬れるんだ…
……先生起きたら大丈夫かなぁ…？
次回、8「夢の世界なんか行きたくない！」