17「赤が良く似合う」

文字数 1,136文字

「そろそろかなぁ……」
塵以下…さっきから何言ってんだこいつ
避けながら本体に向かうの無理ゲー過ぎる…
「ッ…ゲホッ…カハッ……」(ポタタッ…)
「……え…ミツキ…ちゃ…」
は なんで 血吐いて
(ビリリィッッ!!)(ニチャ…ベチャ…)(ボタタッ…)
「…ッ?!」(カラン…)
はぁ…?なんでミツキ倒れてんの
なんで腹から意味わからんミミズみたいなんが
意味わからん は?は?ちょ…なんで……
「あぁ!言い忘れてたぁ…我輩の武器には我輩が作った寄生虫がびっしり着いててね?1度かすったらおしまい!傷から寄生虫が入ってぇ…その子達は胃液を吸って腹の中で大きくなり…胃を食い破って出てくるんだよぉ!」
「ッ…?!」
はぁこいつ 塵以下の存在にも謝ってほしいわ
さぁどうしてくれようかこの地獄の底のカスは
「この全面…白い部屋に赤はよく映えるだろ…最高だろう!赤は美しい物なんだよ!」
「……」(スッ…)
先生…武器拾って…えもしかしてまって……
もしかしなくてもまって?!
「…ッ!!」(タッタッタ…)
””いいから黙って死ね””
「(突き技かぁ…でもその速度だと我輩が殺す方が早くなっちゃうなぁ…まぁいっか!後でッ)」
(スパッァァァアン…)(ボトッッ………)
「(は……ぁ?)」
「…残念…切りです」
「ッ待ってくださいボス!我輩はッ…1匹やりましたッ…だからアイツらとは違うッ…お願いしますッ…まだ我輩はやれるんですッ…!」(サァアッ…)
「…体崩れてますけど」
「おめぇに話しかけてんじゃねぇんだよ!いいから黙れこの野郎ッ!」(サァァッ…)
「…下半身全部消えましたよ…」
「ッ…ボス!2人ですッ……2人だけなんですッ……
そっちに向かうのは半数ですッ…だから勝てますッ…!お願いしますッ…ボスッ……」(サラァァァッ……)
「先生……」
「…行こっか…こいつが言ってた…ボスの元へ」

「ミツキもやられちゃった……」
「…大丈夫だよ…俺達なら出来る……」
「ほんとかな 嘘だったら小指詰めてください」
「なんで?!」
「嘘ぴょん」
「ふふっ……」
(ギギギィィィイ……)
「重たい音……」
「…行こう」

「……」
「…玉座?」
「ふん…四天王を蹴散らした奴らと聞いて期待したが……弱そうな奴らだな……」
「失礼な…」
「我が名は…”トギリ”…貴様らは?」
「…お初にお目にかかります…四津ヶ谷叶と言います…よろしくお願いいたします……」
社会人過ぎない?
「あぁ ハルカ よろぴくみん共和国」
「ちょいちょいハルカちゃん……」
「ハルカと…カナエだな?」
「うっす」
「殺す者の名前など覚えた所で意味ないが…」
「はぁ」
「よろしく…で良いのか?」
「いいんじゃない 知らんけど」
「では…」(ゾロゾロゾロ……)
「ッ……」
「始めようか……」

次回、18「決戦」
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