３「双海立夏」

「……ん…」
「ミツキー！ご飯よー！」
「…えぁ…すぐ行くー！！痛たッ……」

…また今日眠ったら……行けるかな…
「ミツキ、食べたらお風呂入りなさい」
「あ…分かったっ！」(ŧ‹”ŧ‹”)
「ごちそうさま！……」(ﾀｯﾀｯﾀ…)

「…はぁ」
あれなんだったんだろうな…
「いたッ……」
ちゃんと足痛いしさぁ…
夢の世界の夜明けはイコール目覚め…
睡眠時間も反映したりするのかな……
(ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ……)
エコンとか…バークローとか…なんも分からん…
(ﾌﾞｸﾌﾞｸ…)(ﾊﾞｼｬｯﾊﾞｼｬ!)
「ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…」
鼻に水入っちゃったァ……いたぁい…

「ふぅ……」
よし…寝よう……
「……」

「来れた……」
剣もあるし…ちゃんと衣装も……
「ミツキ〜！助けて〜！！」
「ｯエコン！」(ﾁｬｷｯ…)
「バークローに襲われてりゅ〜(泣)」
「下がっててね〜……」
確か……腰だったよね…！
(ﾀﾞｯｯｯ…!)(ｽﾊﾟｯ…)(ｻｧｰｰｯ……)
「…はわぁ〜……」
「エコン…怪我は？」
「大丈夫…それよりミツキは……」
「剣使うの少し慣れたから大丈夫！」
「良かった……えｯ！」
「ｯ？！」
3体もバークローが…どうしよ…
「…」(ﾁｬｷｯ…)
倒せて2体…さすがに無理……詰んだ…
「ｯあ……ミツキ！ちょっとまってて！！」
「…ッ！」
耐える…私は…きっと……大丈夫！
(ｼｭﾊﾞｧｯ…)
「いｯｯ…」
少しかすっただけで…腕が切れた……
「ｯ……！」(ｽﾞﾊﾞｯ)(ｻｧｰｰｯ……)
やれて一体だけ……くそ…
接近型の私には不向きすぎる敵だ…
(ｻﾞﾊﾞｧｧｯ…ｼｬｷｰﾝｯ…)(ｽﾊﾞｯｯ!!)(ｻｧｰｰｯ……)
「ｯはぁ……！」
「…これでいいの？」
「君もすごーーい！！」
「…へぇ……そう……」
「？…まって…生徒会長？！」
「え…？」
「あっ…2年C組の一ノ瀬です！！」
「すみませんが存じ上げません」
「うぐぐ……」
この子なんか…イライラする……！
「喧嘩はダメだよ〜ほら君も挨拶〜」
「立夏……双海立夏…」
「…一ノ瀬光希ですぅ〜‪‪…」
(クソ強い握手)
「(この2人…大丈夫かなぁ……)」

仲間が増えたのはいいんだけど……
なんなのよこの子〜！！きーー！！
も〜…私この子とやっていけるのかなぁ…
次回、4「悪気は無くとも…」