19「今日の事」
文字数 1,360文字
「がァッッ…!!」(ボトッッ……)
「……」(カッ…カッ…カッ…)
「くそがァ!くそがァ!!」
「ねぇうるさい 黙ってくんない?」
「まだこの世界は終わっていない!私はまだッ…負けていないんだぁぁ!!」(サァァッ…)
「はぁ 負けてんじゃん雑魚」
「このクソガキ共が!一生呪ってやるぅう!」
「きっもお前 そんな性格だから負けたんじゃない カス ゴミ 塵以下 利用できない産業廃棄物」
「このクソガキぃぃぃぃいい!!!」(サァ…)
「体崩れてますけど?ねぇ?ねぇ?」
「クソがッ…!クソがぁぁぁあっ!!」(サァァアッ…)
「……二度と顔見せんなよ カス」
「……」(ザッ…ザッ…ザッ…)
終わった 残ったのは仲間の死体と自分の血だけ
もうなんかどうでもいいな 辛い 辛い
「…ッあ…」(バタッッ……)
疲れた 夜明け 来る前に ここから出なきゃ…
(ギギギィィ……)
「……」
「…ッはぁ!ハルカッ……お疲れ様…!」
「エコン……」
「他のみんなは…?」
「…ぅ…うわあぁぁん…!」(ポロ…ポロ…)
「ハルカ…頑張ったね ありがとう」
「夢から覚めたくないッ…現実に行ってもッ…友達はみんな死んでるッ…ずっとここにいたいッ…!」
「…ハルカは仲間の力を背負って頑張ってボスを倒した。誰にも認められなくても、それは立派な事。まず僕から…ありがとう、ハルカ。そして…ハルカはみんなの分も幸せに生きて?ちゃんと夢から覚めて、みんなの事も忘れずに、おばあちゃんになって幸せに死ぬ。きっとみんなも君の幸せを願っているよ。」
「…ッうん……」(ポロ…ポロ)
「本当に ありがとう」
「ッう…ぅう……」
「じゃあ…さようなら!」
「…ッうん…ぅぐッ…また…会おうねッ……」
「うん…またね!」
(ピピッ…ピピッ…ピピッ…ピッ)
「……」
左腕は動かない
枕は湿ってる
目からは涙
あたしには 何も残ってない
「ハルカ〜?遅刻するよ〜!」(ガチャッ)
「…お母さん…左腕が…動かない……」
「えぇ?!どうしたのハルカ!今日は休む?」
「……うん…」
「じゃあ今日…病院行こっか?」
「…うん」
右手には 武器の重たい感触が残ったまま
あたしは同じ右手で朝食を食べる。
「……」
なんか味しないな はぁ……
(速報です。今朝、1人の女性が原因不明のショック死をしているとの事で通報が入りました。)
「まぁ…!ショック死なんて今時あるのね…」
「……!」
(…更に速報が入りました。また今朝、1人の女性と1人の男性がショック死、警察は3名がいきなり原因不明のショック死をしたということで事件の可能性も含めて調査を進めています。)
「あらヤダ…物騒ね……」
「…ぁ……」(ポタ…ポタ…)
「…え?!ハルカ!?どうしたのッやだぁ!」
「…ッ……」(ポタ…)
「なんで泣いてるのぉ…怖くなっちゃった?」
「…ッ違う……」(ゴシゴシ…)
「ハルカ…何があったの?」
「なんでもない 大丈夫」
「ほんと?あ…病院9時からだからね?」
「分かった」
「あれでしょ?左手動かないと着替え大変でしょ?お母さん手伝うよ?」
「大丈夫 ありがとう」
「ほんと?無理だったら呼んでね?」
「うん ごちそうさま 着替えてくる」
(ガチャッ…)
立夏 光希 叶先生
あたし みんなの分も絶対に幸せになるよ
だから心配いらないよ
「”ありがとう”」
ーENDー
「……」(カッ…カッ…カッ…)
「くそがァ!くそがァ!!」
「ねぇうるさい 黙ってくんない?」
「まだこの世界は終わっていない!私はまだッ…負けていないんだぁぁ!!」(サァァッ…)
「はぁ 負けてんじゃん雑魚」
「このクソガキ共が!一生呪ってやるぅう!」
「きっもお前 そんな性格だから負けたんじゃない カス ゴミ 塵以下 利用できない産業廃棄物」
「このクソガキぃぃぃぃいい!!!」(サァ…)
「体崩れてますけど?ねぇ?ねぇ?」
「クソがッ…!クソがぁぁぁあっ!!」(サァァアッ…)
「……二度と顔見せんなよ カス」
「……」(ザッ…ザッ…ザッ…)
終わった 残ったのは仲間の死体と自分の血だけ
もうなんかどうでもいいな 辛い 辛い
「…ッあ…」(バタッッ……)
疲れた 夜明け 来る前に ここから出なきゃ…
(ギギギィィ……)
「……」
「…ッはぁ!ハルカッ……お疲れ様…!」
「エコン……」
「他のみんなは…?」
「…ぅ…うわあぁぁん…!」(ポロ…ポロ…)
「ハルカ…頑張ったね ありがとう」
「夢から覚めたくないッ…現実に行ってもッ…友達はみんな死んでるッ…ずっとここにいたいッ…!」
「…ハルカは仲間の力を背負って頑張ってボスを倒した。誰にも認められなくても、それは立派な事。まず僕から…ありがとう、ハルカ。そして…ハルカはみんなの分も幸せに生きて?ちゃんと夢から覚めて、みんなの事も忘れずに、おばあちゃんになって幸せに死ぬ。きっとみんなも君の幸せを願っているよ。」
「…ッうん……」(ポロ…ポロ)
「本当に ありがとう」
「ッう…ぅう……」
「じゃあ…さようなら!」
「…ッうん…ぅぐッ…また…会おうねッ……」
「うん…またね!」
(ピピッ…ピピッ…ピピッ…ピッ)
「……」
左腕は動かない
枕は湿ってる
目からは涙
あたしには 何も残ってない
「ハルカ〜?遅刻するよ〜!」(ガチャッ)
「…お母さん…左腕が…動かない……」
「えぇ?!どうしたのハルカ!今日は休む?」
「……うん…」
「じゃあ今日…病院行こっか?」
「…うん」
右手には 武器の重たい感触が残ったまま
あたしは同じ右手で朝食を食べる。
「……」
なんか味しないな はぁ……
(速報です。今朝、1人の女性が原因不明のショック死をしているとの事で通報が入りました。)
「まぁ…!ショック死なんて今時あるのね…」
「……!」
(…更に速報が入りました。また今朝、1人の女性と1人の男性がショック死、警察は3名がいきなり原因不明のショック死をしたということで事件の可能性も含めて調査を進めています。)
「あらヤダ…物騒ね……」
「…ぁ……」(ポタ…ポタ…)
「…え?!ハルカ!?どうしたのッやだぁ!」
「…ッ……」(ポタ…)
「なんで泣いてるのぉ…怖くなっちゃった?」
「…ッ違う……」(ゴシゴシ…)
「ハルカ…何があったの?」
「なんでもない 大丈夫」
「ほんと?あ…病院9時からだからね?」
「分かった」
「あれでしょ?左手動かないと着替え大変でしょ?お母さん手伝うよ?」
「大丈夫 ありがとう」
「ほんと?無理だったら呼んでね?」
「うん ごちそうさま 着替えてくる」
(ガチャッ…)
立夏 光希 叶先生
あたし みんなの分も絶対に幸せになるよ
だから心配いらないよ
「”ありがとう”」
ーENDー