14「美しい最期」

文字数 1,198文字

(カッ…カッ…カッ…)
「ボス」
「…何だ」
「2人です 2人殺られました」
「…どいつにだ…?」
「1人がハルカ、もう1人がリッカとの事です」
「…そうか」
「この後はどうしますか。」
「そのままでいい…使えない駒共が…」
「了解致しました。では失礼。」

(ギギギィィ……)
「開いたね……」
「よし行こう」
「この調子だと3人目かな」
「…頑張ろ」

「…海みたいな…匂い…」
「すごい水…何ここ!」
(ピチャッ…)「しょっぱいね 海水かな」
(カッ…カッ…)「フフッ…ようやく来たか……」
「誰」
「貴様らでいう…3人目か?」
「……なるほど」(ニュル…)(ジャポッン…)
「何あれ…また触手?」
(カッ…)「あの使えない駒とは違う…」
「使えない駒……ねぇ…」(チャキッ)
「私の手先は単独で動ける…操らなくてもな」
「…なるほど……?」
「では…始めようか?負けるのはどちらかな」
「あなたに決まってますッ」(ビュンッ!!)
「フフッ…遅いな」(ギュルルルッッ!!)
(ヒュンッッ)「うわッ……気持ち悪い…」
(ギリッ…ギュルル……)「チッ… 硬すぎ イライラする」
「…硬い……?」
「あ違います先生やめてください」(ビュンッ)
「…ごめんごめんッ……」(グルグルルルルルッ…)
「斧と薙刀か…残りは摩訶不思議な杖と剣…
お前らは今までの奴らより癖のある武器だ…」
「はぁッ…2人共…大丈夫かなッ……?」
「先生とハルカなら大丈夫ッ…だよッ…」
「きゃッ…!」(ギギッギィィ……)
「ミツキ!大丈夫ッ…」
「大丈夫ッ!リッカは自分に集中してッ……」
「あ…うん……ッ…」(ギュルッン…ガシッッ!!)
「えッ…」(ズルルルッッ!!!)
「?! リッカッ!?」(ジャポンッッ……)
「えッ ミツキ どうしたのッ…」
「…リッカちゃんがッ…どうしたのッ…?」
「はッ…はぁッ…」(ガクッッ)(ドサッ…)
「…え……?これッ…なんで……」
「リッカの髪飾り… まって…?」
「…こ…の水の中…に……リッカちゃん…が…?」
「はッ…う……ん…どう…し…よ…」(ポタ…ポタ…)

「ッ…がッ……」(バシャ…バシャ…)
やば…足元見てなかった……え…死ぬの?
首締められてるし…水から上がれない…
どうしよう…いや……戦える…力が残ってる…!
「…ぁ”ッ……」
まずい…力が無くなって……
「ッ…!」
あ…ステッキ離しちゃった…死ぬ……詰んだ…
ここで死んだらどうなるのかな……うーん…
ショック死かな……魔法少女…楽しかったな…
あ…意識……無く…なっ……て………
”来世でも みんなと会えたらな 楽しかった”

「…フフッ…死んだな……」
「…ッは……あ…ぁ……ッ…」
「チッ…ざけんなよッ……」(チャキッッ)
「…ッ……!」
「(ん…?雰囲気が変わった様な……)」
(ビュンッッ!!)「ッ!!」
「…ミツキちゃ…」
「復讐か 良いよやろっか」(ヒュンッッ…!!)

次回、15「赤の輝き」
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