第11話

文字数 680文字

それでもなんとか魔剣が眠るダンジョンの入り口に辿りつくことができた。

(ここが魔剣カタログにのっていた場所でしか……


魔法の結界が張られているようでしね……。



扉に宝石をはめ込むような場所と鍵穴があるでしから、


これで封印を解くっていった感じでしかね。



……。



でも今は、宝石探しとか、


そんな悠長なことしていられないでしよ……。



こんな時……ぼっちゃんならどうするでしかね……)

”こんなもの破壊に決まっているだろ”


”なんか変なものが作動したりしないでしかね”


”そしたらそれも破壊する”


”ぼっちゃんの思考だと魔剣ごと破壊しそうでし”


”はは……そうかもな”

……

”でも宝石をはめ込んだところで、うまくいくかどうかは分からないだろう?


本当のやり方など分からん。


ならば自分がこうだと思う気持ちと、スピード感がある破壊が一番だ”



”だめでしよ~”



”俺は俺の信念で、直感で、


今までなんとかなってきたんだ。


今回も、きっとうまくいく”



”まあぼっちゃんはなんとか出来るだけのずば抜けた力があるでしから……”

……

(宝石がどこにあるんだか分からないし、


消滅まで10日しかないでしけど……)

やっぱりいきなり破壊はできないでしね。


あちしはあちしのやり方でいくでし。



宝石をはめ込む場所と鍵穴を詳しく調べてみるでし!

(……。



ふむふむ、意外と簡単そうな作りかも。


これなら時間をかけずに適当に作った即席ダミーでも


しばらくは持つかもしれないでし)

あちしは呪文を唱えると、ダミー宝石とダミー鍵を作り出した。


ダミー宝石をそっとはめこみ、ダミー鍵を回すと、扉はゴゴゴと音を立てて開いた。

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