第17話
文字数 561文字
”バサッ……”
辿りついた先は、苔だらけの場所で、
あちしとフワフワはそこに、ばふっと突っ込んだ。
……あちしとフワフワの体は苔まみれになった。
七色に光る苔。
立ち上がってみると、
綺麗な光る草花やキノコも生えている。
とりあえず苔まみれになった自分の体をパスパスと手で払うと、
自力でがんばってはいたが、
あまり苔がとれていないフワフワの体についた苔を、優しく手で払った。
あちしは袋からドリンクを取り出した。
あちしはクッキーを小さく割ってやり、
フワフワの口にちょんと入れた。
あちしはフワフワの頭を優しくなでた。