4-1. 初めての夜
文字数 1,670文字
お姫様抱っこのまま夕焼け空を飛び、新居についた頃には御嶽山の山肌も色を失い、宵闇 が迫ってきていた。
「奥様、こちらがスイートホームですよ!」
俺はそう言いながら木製のデッキにそっと着地した。
「うわぁ! すごい、すごーい!」
ドロシーはそう言いながら目を輝かせてログハウスをあちこち眺め、そして、池の向こうの御嶽山を見つめ、大きく両手をあげて、
「素敵~!」
と、うれしそうに叫んだ。
一人で閉じこもるつもりだった小さなログハウスは、二人の愛の巣になり、俺の目にも輝いて見えた。
俺はドアを開け、
「ごめんね、まだ何もないんだ」
と、言いながらベッドとテーブルしかない殺風景な部屋にドロシーを招き、暖炉に魔法で火をともした。
「本当に何もないのね……。私が素敵なお部屋に仕立てちゃってもいい?」
ドロシーはそう言って、薄暗い部屋を見回す。
「もちろん! じゃあ、明日は遠くの街の雑貨屋へ行こう」
俺はドロシーの手を取って引き寄せ、つぶらなブラウンの瞳を見つめた。
そして、暖炉の炎に揺れる美しい頬 のラインをそっとなでる。
こんなに可愛い娘が俺の奥さんになってくれた……。それは俺にとってまだ信じられないことだった。前世ではあれほどあがいたのに彼女もできなかったことを考えると、まるで夢のようである。
「どうしたの?」
ドロシーは優しく聞いてくる。
「こんなに可愛いくて優しい娘が奥さんだなんて、本当にいいのかなって……」
「ふふっ、本当言うとね……、昔倉庫で助けてくれたじゃない……。あの時からこうなりたかったの……」
そう言って、真っ赤になってうつむくドロシー。
「えっ? あの時から好きでいてくれたの?」
「そうよ! この鈍感さん!」
ジト目で俺をにらむドロシー。
「あ、そ、そうだったんだ……」
「こう見えても、たくさんの人から言い寄られてたんだからね」
ちょっとすねて言う。
「そうだよね、ドロシーは僕たちのアイドルだもの……」
「ふふっ、でもまだ、純潔ピッカピカよ」
ドロシーは嬉しそうに笑う。
「それは……、俺のために?」
「あなたにも守られたし……、私もずっと守ってきたわ……、今日のために……」
見つめ合う二人……。
ポンッ!
暖炉の薪 がはぜた。
二人はゆっくりとくちびるを重ねる。
最初は優しく、そして次第にお互いを激しくむさぼった。
ドロシーの繊細で、そして時に大胆な舌の動きに俺の熱い想いを絡ませていく……。
俺はウェディングドレスの背中のボタンに手をかけた。
すると、ドロシーはそっと離れて、恥ずかしそうにしながら後ろを向く。
俺は丁寧にボタンを外し、するするとドレスを下ろした。
ドロシーのしっとりとした白い肌があらわになる。
俺が下着に手をかけると、
「ちょ、ちょっと待って! 水浴びしないと……」
そう言って恥ずかしがるドロシー。
俺はそんなドロシーをひょいっと持ち上げると、優しくベッドに横たえた。
「え!? ちょ、ちょっとダメだってばぁ!」
焦るドロシーに強引にキスをする。
「ダメ」と言いながらも段々と盛り上がるドロシー……。
俺は次に耳にキスをして徐々におりていく。
可愛い声が小さく部屋に響く。
そして、火照ってボーっとなっているドロシーの下着を優しく外す。
優美な肢体のラインが芸術品のような麗 しさを湛 えながら、あらわになった。
俺も服を脱ぎ、そっと肌を重ねる。
しっとりと柔らかい肌が熱を持って俺の肌になじんだ。
可愛い声が徐々に大きくなってくる。
そして、ドロシーは切なそうなうるんだ目で、
「早く……、来て……」
そう言って俺の頬を優しくなでた。
「上手く……できなかったらゴメン……」
俺はちょっと緊張してきた。
「ふふっ、慣れてなくてホッとしたわ」
二人は見つめ合うと、もう一度熱いキスを交わす。
俺は覚悟を決め、柔らかなふくらはぎを優しく持ち上げた……。
その晩、揺れる暖炉の炎の明かりの中で、俺たちは何度も何度も獣のようにお互いを求めあった。
そして、二人はお互いが一つになり、何かが完全になったのを心の底でしっかりと感じた。
「奥様、こちらがスイートホームですよ!」
俺はそう言いながら木製のデッキにそっと着地した。
「うわぁ! すごい、すごーい!」
ドロシーはそう言いながら目を輝かせてログハウスをあちこち眺め、そして、池の向こうの御嶽山を見つめ、大きく両手をあげて、
「素敵~!」
と、うれしそうに叫んだ。
一人で閉じこもるつもりだった小さなログハウスは、二人の愛の巣になり、俺の目にも輝いて見えた。
俺はドアを開け、
「ごめんね、まだ何もないんだ」
と、言いながらベッドとテーブルしかない殺風景な部屋にドロシーを招き、暖炉に魔法で火をともした。
「本当に何もないのね……。私が素敵なお部屋に仕立てちゃってもいい?」
ドロシーはそう言って、薄暗い部屋を見回す。
「もちろん! じゃあ、明日は遠くの街の雑貨屋へ行こう」
俺はドロシーの手を取って引き寄せ、つぶらなブラウンの瞳を見つめた。
そして、暖炉の炎に揺れる美しい
こんなに可愛い娘が俺の奥さんになってくれた……。それは俺にとってまだ信じられないことだった。前世ではあれほどあがいたのに彼女もできなかったことを考えると、まるで夢のようである。
「どうしたの?」
ドロシーは優しく聞いてくる。
「こんなに可愛いくて優しい娘が奥さんだなんて、本当にいいのかなって……」
「ふふっ、本当言うとね……、昔倉庫で助けてくれたじゃない……。あの時からこうなりたかったの……」
そう言って、真っ赤になってうつむくドロシー。
「えっ? あの時から好きでいてくれたの?」
「そうよ! この鈍感さん!」
ジト目で俺をにらむドロシー。
「あ、そ、そうだったんだ……」
「こう見えても、たくさんの人から言い寄られてたんだからね」
ちょっとすねて言う。
「そうだよね、ドロシーは僕たちのアイドルだもの……」
「ふふっ、でもまだ、純潔ピッカピカよ」
ドロシーは嬉しそうに笑う。
「それは……、俺のために?」
「あなたにも守られたし……、私もずっと守ってきたわ……、今日のために……」
見つめ合う二人……。
ポンッ!
暖炉の
二人はゆっくりとくちびるを重ねる。
最初は優しく、そして次第にお互いを激しくむさぼった。
ドロシーの繊細で、そして時に大胆な舌の動きに俺の熱い想いを絡ませていく……。
俺はウェディングドレスの背中のボタンに手をかけた。
すると、ドロシーはそっと離れて、恥ずかしそうにしながら後ろを向く。
俺は丁寧にボタンを外し、するするとドレスを下ろした。
ドロシーのしっとりとした白い肌があらわになる。
俺が下着に手をかけると、
「ちょ、ちょっと待って! 水浴びしないと……」
そう言って恥ずかしがるドロシー。
俺はそんなドロシーをひょいっと持ち上げると、優しくベッドに横たえた。
「え!? ちょ、ちょっとダメだってばぁ!」
焦るドロシーに強引にキスをする。
「ダメ」と言いながらも段々と盛り上がるドロシー……。
俺は次に耳にキスをして徐々におりていく。
可愛い声が小さく部屋に響く。
そして、火照ってボーっとなっているドロシーの下着を優しく外す。
優美な肢体のラインが芸術品のような
俺も服を脱ぎ、そっと肌を重ねる。
しっとりと柔らかい肌が熱を持って俺の肌になじんだ。
可愛い声が徐々に大きくなってくる。
そして、ドロシーは切なそうなうるんだ目で、
「早く……、来て……」
そう言って俺の頬を優しくなでた。
「上手く……できなかったらゴメン……」
俺はちょっと緊張してきた。
「ふふっ、慣れてなくてホッとしたわ」
二人は見つめ合うと、もう一度熱いキスを交わす。
俺は覚悟を決め、柔らかなふくらはぎを優しく持ち上げた……。
その晩、揺れる暖炉の炎の明かりの中で、俺たちは何度も何度も獣のようにお互いを求めあった。
そして、二人はお互いが一つになり、何かが完全になったのを心の底でしっかりと感じた。