第16話

文字数 2,250文字

 アメリカの友人と電話で話していたら、西海岸の火事で街中焦げ臭いって言っていた。まあ、ランバーの値段が上がる事位は想像できる。
最近、意見が合致したのは「これからはインドだな」って話。実際、友人の会社の従業員の過半数がインド人になっている。
「よくインド人は『会社の為に』って言うんだよな。実際、よく働くし、頭も良い。プログラマーのほとんどはインド人だよ」
 と友人は言う。賃金でいえば一人四万円位らしい。昼、外食しても二〇円~三〇円。家賃は高いらしいが、家があれば暮らせるらしい。
「インド人って黒人なのか? 人種的には何? 」
 と私が聞くと。
「顔は白人だな。でも色は黒い。人口があれだけいるんだから、人種はインド人(笑)」
 らしい。
「でもインドってカースト制度とかあるんじゃない? 」
 と私が聞くと。
「確かに名残はあるね。でも、あれはいいよ。結婚もほとんど見合い結婚だし、結婚式も四日するよ。踊り続ける。俺も出たけど、食い物にあたって一日トイレだったが」
 友人は上海で冷えたダックにあたり、ドイツではソーセージとビールで膵臓炎になり、インドでも食あたりに遭ったらしい。食あたり世界制覇だな。
もうすぐ中国の人口を超える事は間違いないインド。人の数とGDPは繋がっているし、もし目まぐるしく伸びるとすればインドだろう。何てったって人件費が安い。
中国も伸びて日本の倍のGDP大国にはなったが、そもそも安売り大国である。アメリカの生活用品のほとんどはメイド・イン・チャイナである。トランプ老人は自国製造などとほざいておられるが、売値が倍になるだけである。真面な頭を持つアメリカ人は「やれるもんならやってみな! 」と言っているのだが、過半数阿保であるアメリカ人はやれると信じている。
一昔前、日本の人口一億、アメリカ二億といわれた時代。日本の人口はあまり変わらないが、アメリカは三億に増えた。只、変わらないのは日米共、サラリーマンの公務員化である。やる気はない。まあ、閉塞感を持つ持たないは関係なく、サラリーマンは金持ちにはなれない。

「中国の愛国心は怖いよね」
 という友人。
「中国人に愛国心は無いよね。あるのは郷土愛。家族は大事にする国民だが、個人主義。在日中国人は一党支配はダメだとも言うし、戦争なんか行ってもアメリカ軍人の保証額と比べて中国軍はタダみたいなもの。戦争なんてしたくもないし、行きたくもないと言う。おまけに儲け話は大好きで資本主義の権化。でもケチでその日良ければ全て良しっていう大陸思考。伸びる要素があるのかな? 」
 と私が言うと。
「確かに中国人は残業したがらないよね。只、目の前に大きな人参をぶら下げるとよく働く」
 と友人。まあ、中国人も日本人も顔が同じ黄色人種で幽霊は信じるし、漢字の意味もほぼ同じだし、フィーリングはよく似ている。
アメリカでもロシア、中国、イランの批判は多いらしい。ちなみに北朝鮮は「一五分で飴に出来る国」らしく眼中にはない。その先導はSNSらしく、友人が言うには「馬鹿に影響される政治や世論は愚」らしい。それは日本も同じで文化や娯楽の進化もないまま、垂れ流しの情報が蔓延っている。もし、時間を有効に使いたいのなら、テレビの電源を切り、SNSをやめる事だ。どうせ童貞の引きこもりか、セックス相手も見つからない自慰女子のほざく陰鬱。
日本も中国も無宗教の国なので結構仲良くやっていける。相変わらず同じ聖書のヤハウェ教のユダヤ、イスラム、キリスト教国は争い続けるであろうが、知った事ではない。別にキリストをメシアとは思わないし、不貞の子を産んだマリアを聖母と崇める気もなく、糾弾する気もない。イスラム教徒のように仕事をホッポリ出してお祈りする必要もなければ、ユダヤ教徒のように絶対休む必要もない。宗教に盲信し民族繁栄という概念はない。

隣国と言われる韓国と仲が悪いみたいだが、中国人も韓国は嫌いである。王朝が変わる度にひれ伏してきた国。その都度、記念碑を作って又、王朝が変われば「屈辱の碑」にする人々。そもそも恨の文化があって、恨みは語り続ける事こそ正義と思っている。何が慰安婦だ? 徴用工だ? その時代の奴らがボケずに元気に生きてる事自体謎。
八〇年代、まだ民主化されていない韓国の船が洞海湾に来ていた。悉くボロボロで中国人に比べチビな韓国人の船員は皆、日本語が喋れたものだ。
その時代、韓国は「買春に行く国」であった。ちなみに某日本最王手の新聞社の拡張団体は年末に一〇〇名を超える社員で売春ツアーに出かけていた。一晩、一〇万である。(日本のように時間いくらではない)
当時の韓国の賃金でいえば大金。私らよりちょっと上の世代ではあるが「韓国人は子供以外全部売春婦」と言っていた。一晩で月収の数倍手に入るのである。いつしか韓流ブームなるものが出現し、グルメなどと言い出したが、当時は「肉なんて犬かもしれない。女しかねえだろ」というのがオヤジの共通の認識であった。なんせ国を挙げて売春をしていた国である。
それが引け目なのかコンプレックスなのかは知らないが、何が慰安婦に徴用工だ? 。アメリカの友人も「韓国人は頭が悪いのに偉そうにする」と言う。日本の経済力にひれ伏していた韓国が勢いが無くなった途端、屈辱の碑にすり替えようとしているのである。
朝鮮半島は飴に溶かして公園にでもすべきである。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み