第2話 鍋パ
文字数 1,470文字
「トゥルルン~」
カフェをでた途端スマホがなった
ズボンのポケットからスマホを取り出し確認する
「よう良大!今日の夜俺の家で鍋パしよーぜ」
(なんだ春来か~)
古川春来は、僕の小学校からの幼馴染で大学進学を機に僕と一緒に地元を離れ一人暮らしをしている。
「わかった何か飲み物買って行くよー」
「了解ー!」
夜まで少し時間があるから、荷物を置くついでに時間でも潰すため一度家に戻る。
家に帰り、散らかっていた部屋の掃除をしてからシャワーを浴びなおし、春来が僕の誕生日に買ってくれた柑橘系の香水をつけ、清潔感がありそうな服を着る。
時計を見てコンビニに行く時間も考え、そろそろ家を出る頃合いだと思い家をでる。
春来の家は、僕の家から徒歩5分くらいの距離にあるので途中にあるコンビニにより缶ビールを2つと1.5ℓのジュースを一つ買いゆっくり向かう。
春来が住んでいるアパートに着き、インターホンを押すと春来が出て入ってくれという指示に従いドアを開ける。
玄関には、いつも春来が履いている靴のほかに、見覚えのあるスポーツブランドのロゴが入っているランニングシューズとシンプルで真っ白なスニーカーがあった。
(なんだよ結局いつものメンバーかよ)
僕は部屋に入るまでなく誰がいるのかを悟った
部屋の扉を開けると、金髪で前髪を上げ誰が見ても陽キャと言われる分類に入っていそうな奴が僕の名前を呼ぶ。
「お~良大きたか!」
「よー佐野待ってたぞ」
「りょうたん遅いぞー」
僕は彼らの歓迎を受けながら、春来の隣に座り缶ビールと1.5ℓのジュースを僕を苗字で読んでいた田中悠馬に渡した。
「それで、今日は何してたんだよ」
日焼けした肌に、スポーツウェアのセットアップを着ていた小野翔太ができかけの鍋をつつきながら僕に問いかける。
「カフェに行ってレポートしてた」
「カフェかー。お前って見た目は地味なのにオシャレな場所にいつも行くよな」
僕は、彼女に会いに行くという目的でカフェに行っていることを隠すため、いつも適当な嘘をつき、恋愛にはうるさいこいつらにはバレないようにしている。
「悪いかよー、別にいいだろ」
「そうだって、どこに行こうが良大の自由だろー」
春来が隣からフォローしてくれる。見た目はあれだけど友達思いなところは尊敬に値する。
「そーえば、カフェに同じくらいの年のキレイなお姉さんいるよなー」
僕が買ってきた、缶ビールを開けながら悠馬が言う。
(こいついつも勘だけはするどいよなー)
「あー、たまにカフェに行くと見るなー」
「俺もー」
悠馬のほかに、春来と翔太が話に便乗する。
僕は、早くこの話を切るために鍋に話を切り替える。
「鍋できたから食おうーぜ」
「よし食うか!」
鍋ができあがるのをずっと待っていた翔太が先陣をきり、青春真っ只中の仲の良い男子大学生4人の鍋パが始まった。
くだらない話や大学の可愛い女子の話などして鍋パを楽しむ。
「あっ、来週の土曜日合コンしようーぜ」
春来の急な一言で、僕を含め翔太と悠馬の箸が止まった。
「俺のゼミの友達の女の子が、今度合コンしようって言ってたからお前ら誘ってみた」
詳しい経緯を話した春来の言葉に、翔太と悠馬が不気味な笑みを浮かべていた
「その話乗った!」
「俺も!」
翔太と悠馬が何のためらいもなく賛成した。
「お前はどうする良大?」
春来が聞いてくる。翔太と悠馬も、もちろん行くよなという顔でこっちを見てくる。
「わかったよ~、行くよ」
この言葉を聞いて春来は、決まりという言葉を放ち再び鍋パに戻る。
そして、僕らは深夜までくだらない話を語りつくし酒に酔った翔太を家まで送り僕らの鍋パは
終わった。
カフェをでた途端スマホがなった
ズボンのポケットからスマホを取り出し確認する
「よう良大!今日の夜俺の家で鍋パしよーぜ」
(なんだ春来か~)
古川春来は、僕の小学校からの幼馴染で大学進学を機に僕と一緒に地元を離れ一人暮らしをしている。
「わかった何か飲み物買って行くよー」
「了解ー!」
夜まで少し時間があるから、荷物を置くついでに時間でも潰すため一度家に戻る。
家に帰り、散らかっていた部屋の掃除をしてからシャワーを浴びなおし、春来が僕の誕生日に買ってくれた柑橘系の香水をつけ、清潔感がありそうな服を着る。
時計を見てコンビニに行く時間も考え、そろそろ家を出る頃合いだと思い家をでる。
春来の家は、僕の家から徒歩5分くらいの距離にあるので途中にあるコンビニにより缶ビールを2つと1.5ℓのジュースを一つ買いゆっくり向かう。
春来が住んでいるアパートに着き、インターホンを押すと春来が出て入ってくれという指示に従いドアを開ける。
玄関には、いつも春来が履いている靴のほかに、見覚えのあるスポーツブランドのロゴが入っているランニングシューズとシンプルで真っ白なスニーカーがあった。
(なんだよ結局いつものメンバーかよ)
僕は部屋に入るまでなく誰がいるのかを悟った
部屋の扉を開けると、金髪で前髪を上げ誰が見ても陽キャと言われる分類に入っていそうな奴が僕の名前を呼ぶ。
「お~良大きたか!」
「よー佐野待ってたぞ」
「りょうたん遅いぞー」
僕は彼らの歓迎を受けながら、春来の隣に座り缶ビールと1.5ℓのジュースを僕を苗字で読んでいた田中悠馬に渡した。
「それで、今日は何してたんだよ」
日焼けした肌に、スポーツウェアのセットアップを着ていた小野翔太ができかけの鍋をつつきながら僕に問いかける。
「カフェに行ってレポートしてた」
「カフェかー。お前って見た目は地味なのにオシャレな場所にいつも行くよな」
僕は、彼女に会いに行くという目的でカフェに行っていることを隠すため、いつも適当な嘘をつき、恋愛にはうるさいこいつらにはバレないようにしている。
「悪いかよー、別にいいだろ」
「そうだって、どこに行こうが良大の自由だろー」
春来が隣からフォローしてくれる。見た目はあれだけど友達思いなところは尊敬に値する。
「そーえば、カフェに同じくらいの年のキレイなお姉さんいるよなー」
僕が買ってきた、缶ビールを開けながら悠馬が言う。
(こいついつも勘だけはするどいよなー)
「あー、たまにカフェに行くと見るなー」
「俺もー」
悠馬のほかに、春来と翔太が話に便乗する。
僕は、早くこの話を切るために鍋に話を切り替える。
「鍋できたから食おうーぜ」
「よし食うか!」
鍋ができあがるのをずっと待っていた翔太が先陣をきり、青春真っ只中の仲の良い男子大学生4人の鍋パが始まった。
くだらない話や大学の可愛い女子の話などして鍋パを楽しむ。
「あっ、来週の土曜日合コンしようーぜ」
春来の急な一言で、僕を含め翔太と悠馬の箸が止まった。
「俺のゼミの友達の女の子が、今度合コンしようって言ってたからお前ら誘ってみた」
詳しい経緯を話した春来の言葉に、翔太と悠馬が不気味な笑みを浮かべていた
「その話乗った!」
「俺も!」
翔太と悠馬が何のためらいもなく賛成した。
「お前はどうする良大?」
春来が聞いてくる。翔太と悠馬も、もちろん行くよなという顔でこっちを見てくる。
「わかったよ~、行くよ」
この言葉を聞いて春来は、決まりという言葉を放ち再び鍋パに戻る。
そして、僕らは深夜までくだらない話を語りつくし酒に酔った翔太を家まで送り僕らの鍋パは
終わった。