第12話 埋合せ
文字数 904文字
あの日以降、大学で澄川さんに会うと美しい笑顔を僕に見せつけてくる
僕は、また彼女の笑顔にハートを撃ち抜かれる
「結局、春来と希子は二人で行ってきたんだね」
「俺たちも事情は知ってたから、行くか迷ったんだけどあの日しか俺と希子の都合の会う日がなかったからな~」
「そうだよねー」
カフェテリアであの日、テーマパークに行く予定だった4人が集まってあの日の事を話してる
「リョータ君が急に走り出して居なくなったときは驚いたよ~、でも話を聞いてリョータ君が走り出して行ったのが桜の家だったとはね~」
(なんか希子に澄川さんの前でそんなこと言われるとめっちゃ恥ずかしい)
「そんなこと、あの状況ならわかるだろー。俺はすぐにわかったぜ」
「さすがー、リョータ君のお友達のは・る・き・く・ん」
(この二人テーマパークに行ってからさらに仲良くなってないか?)
「希子…テーマパーク楽しかった?」
澄川さんが僕らの会話にやっと入ってきた
「もちろん楽しかったよ!春来なんか、ジェットコースターに乗る前からびびちゃって」
「うるせー…」
(春来でもビビるものなんてあるんだな~、今度ネタにしよ・・・」
「そうだったんだ良かったね希子」
澄川さんの笑顔がこの場を照らす
「それで~、リョータ君と桜はいつ行くの?」
(ん?えっー!)
希子のいつもの強気な発言が、澄川さんと僕があえて触れてこなかったところを突く
「リョータ君は行きたい・・・?」
(どどっ・・・どーしよう、澄川さんが僕と?)
「ぼぼっ…僕と?」
「うん・・・私のせいで行けなかったから。それとも…行きたくない?」
(そりゃー行きたいよ!でも、二人ってハードル高くない?大丈夫なのか⁉)
「いや、行きたいです。行きましょう!」
僕が興奮気味になって言ってしまったので、澄川さんが素早く僕の顔に振り返った。
「あっ…ありがとう。一緒に行こっ・・・か!」
前回行けなかった分、今回行けることができた。
僕と澄川さんは、希子から入園料の半額チケットをもらい澄川さんが空いている来週の土曜日に行くことになった。
僕は興奮で、テーブルの下で手を震わせていると隣に座っていた澄川さんの暖かく綺麗な手が僕の手の上に乗せて僕に優しい笑顔を見せた。
僕は、また彼女の笑顔にハートを撃ち抜かれる
「結局、春来と希子は二人で行ってきたんだね」
「俺たちも事情は知ってたから、行くか迷ったんだけどあの日しか俺と希子の都合の会う日がなかったからな~」
「そうだよねー」
カフェテリアであの日、テーマパークに行く予定だった4人が集まってあの日の事を話してる
「リョータ君が急に走り出して居なくなったときは驚いたよ~、でも話を聞いてリョータ君が走り出して行ったのが桜の家だったとはね~」
(なんか希子に澄川さんの前でそんなこと言われるとめっちゃ恥ずかしい)
「そんなこと、あの状況ならわかるだろー。俺はすぐにわかったぜ」
「さすがー、リョータ君のお友達のは・る・き・く・ん」
(この二人テーマパークに行ってからさらに仲良くなってないか?)
「希子…テーマパーク楽しかった?」
澄川さんが僕らの会話にやっと入ってきた
「もちろん楽しかったよ!春来なんか、ジェットコースターに乗る前からびびちゃって」
「うるせー…」
(春来でもビビるものなんてあるんだな~、今度ネタにしよ・・・」
「そうだったんだ良かったね希子」
澄川さんの笑顔がこの場を照らす
「それで~、リョータ君と桜はいつ行くの?」
(ん?えっー!)
希子のいつもの強気な発言が、澄川さんと僕があえて触れてこなかったところを突く
「リョータ君は行きたい・・・?」
(どどっ・・・どーしよう、澄川さんが僕と?)
「ぼぼっ…僕と?」
「うん・・・私のせいで行けなかったから。それとも…行きたくない?」
(そりゃー行きたいよ!でも、二人ってハードル高くない?大丈夫なのか⁉)
「いや、行きたいです。行きましょう!」
僕が興奮気味になって言ってしまったので、澄川さんが素早く僕の顔に振り返った。
「あっ…ありがとう。一緒に行こっ・・・か!」
前回行けなかった分、今回行けることができた。
僕と澄川さんは、希子から入園料の半額チケットをもらい澄川さんが空いている来週の土曜日に行くことになった。
僕は興奮で、テーブルの下で手を震わせていると隣に座っていた澄川さんの暖かく綺麗な手が僕の手の上に乗せて僕に優しい笑顔を見せた。