第4話 合コン当日
文字数 2,067文字
空からの太陽が街を照らす
僕は、今日の合コンまで時間があるためいつものカフェに行く
「いらっしゃませ~、こちらのお席へどうぞ」
(彼女だ!今日もいつも通り期待を裏切らないほど美しい)
「ご注文はお決まりでしょうか?」
昼時で混んでいるからだろうか、いつもならメニューを決めて呼んでから聞いてくるのに、席についてすぐ聞いてくるなんて
(まさか、いつも僕が来ていることを知ってるからあえて聞いたのか?)
(だとしたら、いつものって言ったら持ってきてくれるのだろうか・・・)
(やってみる価値はある、今日の合コンの予行演習だと思えばいい)
「いつものでお願いします」
(言ってしまった~、頼む通じてくれ!)
「カフェオレのアイス、シロップ抜きですね!」
「ただいまお持ち致します少々お待ちください。」
(えっ、通じた⁉本当に…マジで!)
僕は興奮を表情に出さないよう必死にこらえた。
今日は、幸先がいい。
そう感じたのは、今日という日が僕にとって一生に一度の日であったからだった
「お待たせしました、カフェオレのアイス、シロップ抜きでございます」
彼女が持ってきたと期待していたが、主婦っぽい店員さんだった
僕は、カフェオレを飲みながら今日の合コンのために精神を集中させる
そして、カフェオレ飲み干し会計を済ませ一度家に帰り時間をつぶし、準備をしてから居酒屋に向かった。
居酒屋の前に着くと、すでに春来、悠馬、翔太の三人が揃っていた。
「おっ来たな良大!」
「お前ら早いな~」
「当たり前だろ男が女より遅く着てどーすんだよ」
こういう時だけ、男らしい翔太がたくましく見える。
「先に入って待ってようぜ、女性陣少し遅れるって連絡きてたし」
春来がそういって、僕たち男性陣は先に店に入りくだらない話をして女性陣を待つことにした。
10分くらい待ってから、春来のスマホがなった
「女性陣着いたって」
(ついにこの時がきたかー、大丈夫昨日俺はあれだけ勉強したんだ自信だってある大丈夫だ)
「お待たせ~、遅れてごめんねー!」
女性陣だ!
みんなキレイで初めての合コンの僕にはハードルが高すぎた。
翔太や悠馬の方を見てみると、すでに二人は臨戦態勢に入っていた。
(あれ、一番最後に入ってきた女の子どこかで見たような・・・)
「ごめんねーこの子がバイト終わるの遅くてさ~」
春来と合コンを企画したという岩本希子が、一番最後に入ってきた女の子に指を向けて言った
そして、全員が揃ったところで春来の乾杯で合コンが始まり一人ずつ自己紹介をすることになり男性陣の最後であり僕の自己紹介の順番が回ってきた
「柴倉大学 経済学部2年の佐野良大です!今日は、みんなの事を色々知って仲良くなりたいと思ってます。よろしくお願いします。」
(とりあえず、出だしはこの程度でいいだろう。昨日見た、動画では自己紹介であまり自分のことを言わない方が良いって言ってたし)
そして、女性陣の自己紹介が始まり岩本希子が春来と同じゼミで僕たちと同級生だということがわかった。女性陣の自己紹介が進み最後に一番最後に入ってきた女の子の順番がきた。
「柴倉大学 経済学部2年の澄川桜です。今日は、希子に誘われて来ました。こういった場は初めてなのでよろしくお願いします。」
(澄川さん…たしか、カフェの彼女も同じ苗字だったような)
「バイトで遅れたらしいけど、桜ちゃんどこでバイトしてるの?」
桜ちゃんの向かい側に座っていた、悠馬が僕が聞きたかったことをタイミングよく聞いた。
(ナイス悠馬!)
「大学近くのカフェで働いています。」
(やっぱり、僕が行ってるカフェだ)
これで、僕は確信がついた。
ここにいるこの人こそが僕の好きな女性だということを。
(まさか、この子が同じ大学の同級生だったとは。なんで今まで気づかなかったんだ!)
そんな疑問が心残りな中、合コンはお決まりのゲームや飲み比べなどで盛り上がり終盤に差し掛かかっていた。
「今日は、みんなありがとう。また、飲み会しよーぜ!」
春来が今日の合コンに終止符をうつ。
「最後に、みんなで連絡先交換しよー」
飲みすぎて少し酔っていた希子が一瞬女神のように見えた。
春来が今日の合コン代を徴収し、会計を済ませに行っている間に僕は澄川さんと連絡先を交換していた。
「ありがとう。」
彼女の少しうれしそうな笑顔が僕の酒の酔いを一気に回させた。
そして、全員が店の外に出て明日が日曜日ということもあり二次会の話が出はじめた。
僕は、正直今日の合コンで疲れすぎたので適当な嘘をついて断った。すると、僕の後に続いて澄川さんも明日がバイトがあるらしく二次会を断った。
「そっかー、桜が来ないの残念ー」
希子が春来にしがみつき倒れなようにしながら言った。
「じゃあな良大~、桜ちゃんをちゃんと送ってけよー」
翔太が僕に言い放ち二次会の会場に歩き始めた。
そして、僕たちは一緒に帰ることになった。
(おいおい、この神展開は予想してなかったくそー)
そう思いながら、お互い無言のまま歩き続けてると澄川さんの口からまさかの言葉が聞こえてきて僕は耳を疑った。
「りょーた君って、童貞?」
(えっ・・・?)
僕は、今日の合コンまで時間があるためいつものカフェに行く
「いらっしゃませ~、こちらのお席へどうぞ」
(彼女だ!今日もいつも通り期待を裏切らないほど美しい)
「ご注文はお決まりでしょうか?」
昼時で混んでいるからだろうか、いつもならメニューを決めて呼んでから聞いてくるのに、席についてすぐ聞いてくるなんて
(まさか、いつも僕が来ていることを知ってるからあえて聞いたのか?)
(だとしたら、いつものって言ったら持ってきてくれるのだろうか・・・)
(やってみる価値はある、今日の合コンの予行演習だと思えばいい)
「いつものでお願いします」
(言ってしまった~、頼む通じてくれ!)
「カフェオレのアイス、シロップ抜きですね!」
「ただいまお持ち致します少々お待ちください。」
(えっ、通じた⁉本当に…マジで!)
僕は興奮を表情に出さないよう必死にこらえた。
今日は、幸先がいい。
そう感じたのは、今日という日が僕にとって一生に一度の日であったからだった
「お待たせしました、カフェオレのアイス、シロップ抜きでございます」
彼女が持ってきたと期待していたが、主婦っぽい店員さんだった
僕は、カフェオレを飲みながら今日の合コンのために精神を集中させる
そして、カフェオレ飲み干し会計を済ませ一度家に帰り時間をつぶし、準備をしてから居酒屋に向かった。
居酒屋の前に着くと、すでに春来、悠馬、翔太の三人が揃っていた。
「おっ来たな良大!」
「お前ら早いな~」
「当たり前だろ男が女より遅く着てどーすんだよ」
こういう時だけ、男らしい翔太がたくましく見える。
「先に入って待ってようぜ、女性陣少し遅れるって連絡きてたし」
春来がそういって、僕たち男性陣は先に店に入りくだらない話をして女性陣を待つことにした。
10分くらい待ってから、春来のスマホがなった
「女性陣着いたって」
(ついにこの時がきたかー、大丈夫昨日俺はあれだけ勉強したんだ自信だってある大丈夫だ)
「お待たせ~、遅れてごめんねー!」
女性陣だ!
みんなキレイで初めての合コンの僕にはハードルが高すぎた。
翔太や悠馬の方を見てみると、すでに二人は臨戦態勢に入っていた。
(あれ、一番最後に入ってきた女の子どこかで見たような・・・)
「ごめんねーこの子がバイト終わるの遅くてさ~」
春来と合コンを企画したという岩本希子が、一番最後に入ってきた女の子に指を向けて言った
そして、全員が揃ったところで春来の乾杯で合コンが始まり一人ずつ自己紹介をすることになり男性陣の最後であり僕の自己紹介の順番が回ってきた
「柴倉大学 経済学部2年の佐野良大です!今日は、みんなの事を色々知って仲良くなりたいと思ってます。よろしくお願いします。」
(とりあえず、出だしはこの程度でいいだろう。昨日見た、動画では自己紹介であまり自分のことを言わない方が良いって言ってたし)
そして、女性陣の自己紹介が始まり岩本希子が春来と同じゼミで僕たちと同級生だということがわかった。女性陣の自己紹介が進み最後に一番最後に入ってきた女の子の順番がきた。
「柴倉大学 経済学部2年の澄川桜です。今日は、希子に誘われて来ました。こういった場は初めてなのでよろしくお願いします。」
(澄川さん…たしか、カフェの彼女も同じ苗字だったような)
「バイトで遅れたらしいけど、桜ちゃんどこでバイトしてるの?」
桜ちゃんの向かい側に座っていた、悠馬が僕が聞きたかったことをタイミングよく聞いた。
(ナイス悠馬!)
「大学近くのカフェで働いています。」
(やっぱり、僕が行ってるカフェだ)
これで、僕は確信がついた。
ここにいるこの人こそが僕の好きな女性だということを。
(まさか、この子が同じ大学の同級生だったとは。なんで今まで気づかなかったんだ!)
そんな疑問が心残りな中、合コンはお決まりのゲームや飲み比べなどで盛り上がり終盤に差し掛かかっていた。
「今日は、みんなありがとう。また、飲み会しよーぜ!」
春来が今日の合コンに終止符をうつ。
「最後に、みんなで連絡先交換しよー」
飲みすぎて少し酔っていた希子が一瞬女神のように見えた。
春来が今日の合コン代を徴収し、会計を済ませに行っている間に僕は澄川さんと連絡先を交換していた。
「ありがとう。」
彼女の少しうれしそうな笑顔が僕の酒の酔いを一気に回させた。
そして、全員が店の外に出て明日が日曜日ということもあり二次会の話が出はじめた。
僕は、正直今日の合コンで疲れすぎたので適当な嘘をついて断った。すると、僕の後に続いて澄川さんも明日がバイトがあるらしく二次会を断った。
「そっかー、桜が来ないの残念ー」
希子が春来にしがみつき倒れなようにしながら言った。
「じゃあな良大~、桜ちゃんをちゃんと送ってけよー」
翔太が僕に言い放ち二次会の会場に歩き始めた。
そして、僕たちは一緒に帰ることになった。
(おいおい、この神展開は予想してなかったくそー)
そう思いながら、お互い無言のまま歩き続けてると澄川さんの口からまさかの言葉が聞こえてきて僕は耳を疑った。
「りょーた君って、童貞?」
(えっ・・・?)