第14話 白川スーパーランド②
文字数 1,326文字
ようやくここの景色に溶け込めた気がする・・・
だけど、今までは始まりにしか過ぎなかった
「よし次いこっか!」
僕は、ベンチで休んでから心の疲れはまだ取れないけど、体力は回復した
「あまり無理をしないでね」
「うっ、うん…」
(澄川さんに心配させてどーすんだよ!まだ、ここに着いてから情けないことばっかりじゃないか…ここで一つ男らしいとこ見せないと!)
「澄川さん!お化け屋敷行ってみない?」
「わたし怖いの苦手かも…でも、さっきリョータ君が頑張ってジェットコースター乗ってくれたから私も頑張る!」
(あれ、やっぱり澄川さんにも僕が情けなくみえてた…⁉)
僕たちは、お化け屋敷のある方に向かい段々近づいてくると周りの景色も不気味になり始めた。
お化け屋敷の案内板には、妊娠してる方、過呼吸・ぜんそくをお持ちの方はお断りしますと書かれている。
(そんなに怖いのかよ…でも、これが名誉挽回のチャンスなんだビビッてなんかいられない!)
「澄川さんって、過呼吸とかぜんそく持ちとかじゃないよね?」
僕には、彼女を守る義務があるから念のため聞いてみた。
「私は大丈夫・・・リョータ君は?」
「俺も大丈夫!」
僕たちは、意を決してお化け屋敷に入った。
中は、たいして怖いということもなく今のところは順調だ。
(なんだ、僕も大人になったなー)
「キャッ!」
「うわっ!」
(くそ…誰かに腕つかまれた離せよ)
僕は、入る前にスタッフからもらったライトで腕を照らすと、そこには白く透明な手が僕の腕を力強くつかんでいた。
(澄川さんの腕だ!やばい、えっ、どうしよう…澄川さんが僕の腕をっ!)
「すっ、すす…澄川さん大丈夫?」
「ごめんねリョータ君!暗くて怖かったからリョータ君の腕つかんじゃった」
「そそそ、そっか…気おつけてね」
澄川さんに腕をつかまれながら少しづつ進み、クライマックスになってきて前に入った人たちの声も聞こえてくる。
「ウオッッー!」
ゾンビの仮装をしているお化け屋敷のスタッフがいきなり出てきた。
(なんだ、クライマックスの演出ってとこか~)
「キャァァァー!」
「うっ!」
澄川さんが大きな奇声をあげ、勢いよく僕にしがみついてきたので僕は吹っ飛ばされそうになったがなんとかこれえた。
(待ってこの状況やばい、あの澄川さんが僕に抱き着いてる!どうすればいんだ⁉突き放す?抱き返す?・・・いやここは!)
僕は、彼女の頭をポンポンして、手を握り勢いにまかせてゴールまで走り抜けた
「はぁ…はぁ…澄川さん大丈夫?」
「うん大丈夫…すごい怖かった…」
僕は、澄川さんの顔を見てみると彼女は泣きそうになっていた。
「もう大丈夫だよ、安心して」
「うっ、う~ありがとう」
彼女は、必死に涙をこらえていた。
僕が近くのイスに向かおうとすると、まだ彼女の手を握っていることに気がついてとっさに離した。
「ごっごめん、痛かったよね⁉」
僕がそういって彼女の手を離すと、彼女は僕の手をまた握った。
「だめ。今日は、ずっとこのままがいい…」
澄川さんは、視線をずらし顔を赤くしながら少し恥ずかしそうに言った。
「はっ、はい…!」
(澄川さんなんで⁉澄川さんが…僕の手を…握りなおすなんて。恐るべし吊り橋効果)
僕らは、お互いに手を握りいわゆる恋人つなぎをしながら歩き始めた。
だけど、今までは始まりにしか過ぎなかった
「よし次いこっか!」
僕は、ベンチで休んでから心の疲れはまだ取れないけど、体力は回復した
「あまり無理をしないでね」
「うっ、うん…」
(澄川さんに心配させてどーすんだよ!まだ、ここに着いてから情けないことばっかりじゃないか…ここで一つ男らしいとこ見せないと!)
「澄川さん!お化け屋敷行ってみない?」
「わたし怖いの苦手かも…でも、さっきリョータ君が頑張ってジェットコースター乗ってくれたから私も頑張る!」
(あれ、やっぱり澄川さんにも僕が情けなくみえてた…⁉)
僕たちは、お化け屋敷のある方に向かい段々近づいてくると周りの景色も不気味になり始めた。
お化け屋敷の案内板には、妊娠してる方、過呼吸・ぜんそくをお持ちの方はお断りしますと書かれている。
(そんなに怖いのかよ…でも、これが名誉挽回のチャンスなんだビビッてなんかいられない!)
「澄川さんって、過呼吸とかぜんそく持ちとかじゃないよね?」
僕には、彼女を守る義務があるから念のため聞いてみた。
「私は大丈夫・・・リョータ君は?」
「俺も大丈夫!」
僕たちは、意を決してお化け屋敷に入った。
中は、たいして怖いということもなく今のところは順調だ。
(なんだ、僕も大人になったなー)
「キャッ!」
「うわっ!」
(くそ…誰かに腕つかまれた離せよ)
僕は、入る前にスタッフからもらったライトで腕を照らすと、そこには白く透明な手が僕の腕を力強くつかんでいた。
(澄川さんの腕だ!やばい、えっ、どうしよう…澄川さんが僕の腕をっ!)
「すっ、すす…澄川さん大丈夫?」
「ごめんねリョータ君!暗くて怖かったからリョータ君の腕つかんじゃった」
「そそそ、そっか…気おつけてね」
澄川さんに腕をつかまれながら少しづつ進み、クライマックスになってきて前に入った人たちの声も聞こえてくる。
「ウオッッー!」
ゾンビの仮装をしているお化け屋敷のスタッフがいきなり出てきた。
(なんだ、クライマックスの演出ってとこか~)
「キャァァァー!」
「うっ!」
澄川さんが大きな奇声をあげ、勢いよく僕にしがみついてきたので僕は吹っ飛ばされそうになったがなんとかこれえた。
(待ってこの状況やばい、あの澄川さんが僕に抱き着いてる!どうすればいんだ⁉突き放す?抱き返す?・・・いやここは!)
僕は、彼女の頭をポンポンして、手を握り勢いにまかせてゴールまで走り抜けた
「はぁ…はぁ…澄川さん大丈夫?」
「うん大丈夫…すごい怖かった…」
僕は、澄川さんの顔を見てみると彼女は泣きそうになっていた。
「もう大丈夫だよ、安心して」
「うっ、う~ありがとう」
彼女は、必死に涙をこらえていた。
僕が近くのイスに向かおうとすると、まだ彼女の手を握っていることに気がついてとっさに離した。
「ごっごめん、痛かったよね⁉」
僕がそういって彼女の手を離すと、彼女は僕の手をまた握った。
「だめ。今日は、ずっとこのままがいい…」
澄川さんは、視線をずらし顔を赤くしながら少し恥ずかしそうに言った。
「はっ、はい…!」
(澄川さんなんで⁉澄川さんが…僕の手を…握りなおすなんて。恐るべし吊り橋効果)
僕らは、お互いに手を握りいわゆる恋人つなぎをしながら歩き始めた。