第3話 合コン前夜

文字数 452文字

鍋パのあの一軒から時が過ぎ
金曜日の夜、僕は明日の合コンに向けどういう立ち振る舞いをするかを考えていた

あの鍋パの次の日、大学で講義を受けているとき隣に座っていた春来が周りに聞こえないくらいの小さな声で、「明日20時にいつもの居酒屋に来いよ」そう言って彼はまた、授業を聞いているかのようにしながら上手に寝始めた。

(いつもの居酒屋でいつものメンバーで合コンか~)

そう思いながらも、僕は初めての合コンを内心楽しみにしていた。
そして現在に至り、明日は合コン慣れしているあいつらに振り回せられないように僕は、合コンでクールにキザな感じで立ち振る舞おうと決めた。

とは言いつつ、僕は初めての合コンだ。
成功するためにも予習は欠かせない

僕は、明日に備え某マッチングアプリが実際に合コンで成功するための秘訣を語っている動画をとある動画サイトに出しているのを見て勉強し始める。

(なるほど~、案外簡単だなー)

今の僕なら大丈夫だという変な自信がついてしまった。

(明日はいけるぞ俺、俺は明日勝って見せる!)

そう心に誓い、明日の夜を待つ

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