サスペンス・ホラー47.駅

文字数 137文字


山道を登って男はようやくダムの頂上にたどり着いた。眼下に故郷の駅が見える。あの駅から上京して幾年月。都会の暮らしに心身ともに疲れ果て、男は懐かしの故郷に帰って来たのだ。あの駅から両親に会いに行こう。男はダムから真っ逆さまに飛び降りた。数年前にダム建設で水没した駅を目がけて。
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