サスペンス・ホラー2.人違い

文字数 188文字


「朱美!」

目の前の女性は驚いた顔で振り向いた。

が、やはり彼女ではなかった。

「すいません、人違いでした」

戸惑いながら、俺は丁寧に頭を下げた。

迷惑そうに俺を睨むと、女性は踵を返して立ち去った。

そうだよな、朱美のはずがない。

昨日、殺して埋めたんだから。
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