サスペンス・ホラー23.踏切

文字数 137文字


生きるのが辛くなったら、この踏切で振り向いてごらん。それが母の遺言だった。
借金を背負い、友達からは裏切られ、俺にはもう生きる希望がない。
踏切の真ん中に立って後ろを振り向いた。そこに見えたのは懐かしい母の笑顔。
「母さん!」
そう叫んだ時、特急列車が俺の体を跳ね飛ばした。
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