サスペンス・ホラー65.すべり台

文字数 136文字


「かくれんぼする人この指とまれ!」
夜の公園のすべり台の上で、僕は右の人差し指を頭上に挙げた。返事がないのはわかってる。だって誰もいないんだもん。
でもすべり台の下の地面から、たくさんの手が伸びてきたよ。集まるのは、僕と同じ寂しい子供達。
生きてるうちに会いたかったね、みんな。
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