ユーモア17.きしめん

文字数 181文字


断崖のカーブを曲がりきれず、俺は車ごと海へと転落した。気がつくとベッドの上だった。病院のようだ。
「どえりゃー怪我だで」
白衣を着た男が俺の体に包帯を巻く。べったりと湿った感触が体にまとわりつき、香しい刺激が俺の鼻孔をくすぐる。
巻かれたものは包帯ではなく、きしめんだった。
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