サスペンス・ホラー53.足

文字数 135文字


親指に荷札が付いた足が届いた。待ち焦がれていた贈り物だわ。
床に寝転んで、足の裏を頬に押し当てる。あの人に踏まれてるみたいで恍惚の気持ち。
我慢できなくなった私は、指先からかぶりつく。口の中に酸味が広がり、ガリガリと骨が砕ける。
あの人の足を喰らい尽くして、私は愛に身悶える。
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