ユーモア28.ピータン

文字数 136文字


神は考えた。世界から負の感情がなくなれば、人間は幸福になれるだろう。
神はそれらの感情を殻に閉じ込め、世界の隅に隠した。殻は黒く異臭を放っていた。
人間は殻を見つけると、旨そうに腹に飲み込んでしまった。
「この腐った感覚がたまんねえなあ」
神は思った。人間とは度し難い生き物だと。
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