サスペンス・ホラー35.草むら

文字数 135文字


帰りが遅くなった僕は、近道をして草むらに入った。
真っ暗で足元が見えない。伸びた草が不意に足にまとわりついた。草が足を引っ張る。歩けない。怖くなって草の根元をガンガン蹴ると、草が足から離れた。僕は走って帰った。
顔面を激しく踏まれた死体が草むらで見つかったのは、翌朝だった。
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