あぁまた……

文字数 476文字

 4人目の人にも振られちゃった。通話はしてくれたけど、一緒にカフェ行こうって行ったら「うーーーーーん」という長ーーーーーい逡巡のあと、「ちょっと貴方とは気が合わないです」って言われちゃった。通話の前、障害の話になって空気がギクシャクしはじめてこの時点で無理だろうなって訝しんだけど。
 悪い予感は的中する……。
 私がインキャなのが悪いのか、それとも障害者手帳持ってるのが悪いのか。
 障害者ってほんと差別されるね……自分で工夫してなるたけ健常者に近づこうとしても……。
 私いま、アルビノ(眼皮膚白皮症)の弁護士を主人公にした小説もどき書いてるんだけど、障害者差別の実態を今ならリアルに落とし込めそう。特にアルビノは見た目もさることながら、身体的にも障害を負っている(弱視、羞明、肌の弱さ)から、ーーこの言い方をすると大変失礼だけどーー「恋」のチャンスを健常者よりもずいぶんと逃していると思う。それか見た目だけで近づく人で溢れるとか。
 障害者の恋はハードル高い。障害を理解してくれる人って果たしてどれくらいいるのだろう……。
 シングルヘルだな。このままだと。





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