第209話 私の騎士様 Aパート(2)

文字数 7,498文字


「なぁ岡本さん。あの空木が気付けたって言う助言を俺にもしてくれよ。岡本さん程の魅力と頭があれば俺はもっと高みを目指せるんだ。俺にはどうしても岡本さんが必要なんだっ!」
 しかも恐怖で喉がひきつって声が出なくなってしまった中、あの時の公園の再現かのようにただ私への想いを目の前まで来て心底悔しそうに見降ろしながらぶつけてくるこの人。
 ただ前回と大きく違うのは、今は連絡する手段が無いのに合わせて私一人しかいないのと、恐怖心が私の心と体の両方を支配しているという点だ。
 だから私としては何とか自分の意思を表示し続けるために、腰を抜かして立てない中、少しでもこの人から遠ざかろうとフェンスを横手にそのまま地面をこするように後ずさる。
「……っ! あいつが、ボッチの空木がいるから俺の気持ちを受け取ってもらえないのか? そうまでしてアイツの力にはなっても俺の力にはなれないのか?」
 ただ、私の意志の伝え方が悪かったって言うのか、私が後ずさってしまったがためにこの人の視線が固定されているのに――私のスカートの中を凝視しているのに――気付いてしまう。
 つまり、よりにもよって絶対見せたくない人に“隙”を見せてしまったのに気付いて慌てて両足を閉じるけれど、優希君以外の人に再び見せてしまったのには変わりなくて、申し訳なくて、悔しくてとうとう目に涙が溜まり始めてしまう。
「……俺は岡本さんの全てが欲しいんだ。この気持ちは遊びだからとか、今だけの一時的な物じゃない。俺は本気なんだ!」
 なのにいまだに私の太ももと言うのか見えていないはずなのに、私の足と言うかスカートから視線を外してくれないこの人が、気になる言葉の言い回しをする。
「なぁ岡本さん! 頼むから俺の質問に答えてくれよ! 俺だって必死で泣きたいのを我慢してるんだ!」
 半ば叫びながら私の肩を掴もうとするこの人から何でも良いから逃げたくて、“隙”
を見せてしまうのはもう諦めて、更に後ずさった瞬間、
「愛美さんっ!! ――?! 『優希く――っ?!』――おい倉本ぉ! お前人の女に何やって――っ?!」
 連絡も行き先も何も伝えられていない中、連絡すら取れなかったはずなのに一体どうやってこの場所までたどり着いたのか。肩を上下させた優希君が姿を見せてくれる。

 私としてはフェンス際まで追い込まれていただけに、本当に心の底から助かったって言う安堵感は広がるのだけれど、見られた場面としては本当に最低だ。
 なんせ座り込んだ私の口を塞いだこの人に馬乗りにされている上、フェンス際まで追い込まれた私が涙していたのだから。
 こんなの何かあった後だと思われても不思議じゃないと言うか、反対の立場だったら間違いなく涙して逃げ出してしまっている。
「……またお前か……空木。何度も何度も邪魔ばかりしやがって。どうしてこの場所が分かったんだ? それに雪野はどうしたんだ? 雪野からは何の話も行動も無かったのか?」
 しかもしっかりと閉じているはずの私の両足元を気にしながら、さっきまでの声とは打って変わって、ものすごく低い声で優希君を威嚇するこの人。
「……場所を教えたのは私――愛ちゃん?!」
「……おい倉本。後一回だけ聞いてやる。お前……愛美さんに何……したんだ?」
 対して優希君も今まで聞いた事の無い声音で、この人に対峙する。
 しかもその後ろから、まさかの蒼ちゃんの姿。その蒼ちゃんと馬乗りされて口まで塞がれている私と目が合う。
「ちょっと会長。愛ちゃんになんて事してるんですか! 愛ちゃんの上に馬乗りになって何をしようとしてたんですかっ! 今すぐ答えて下さいっ!」
 久しぶりに対面したと思ったら、こんな形での顔合わせなんて……
「何をしても岡本さんが声を上げようとしたから、それを止めるために口を塞いだだけだろ。岡本さんの友達だってのに、俺に言いがかりばかりじゃないか。しかも学校を休んでるって聞いてたのに、むしろどう言うつもりなのかこっちが聞きたいくらいだぞ!」
「口を塞いだだけって。愛ちゃん泣いてるじゃないですか! 自分が好きな女の子を泣かせて平気なんですか! そんなので愛ちゃんを大切にする気あるんですか!」
 その蒼ちゃんは恐怖よりも怒りが勝っているのか、全く物怖じしないでこっちにゆっくりと歩を進め始める。
「泣いてるって……俺にそんなつもりは無かったし、大切にするために岡本さんの話を聞かせて欲しかっただけだろ。それよりも休んでるはずの学校に来て良いのか? あんまり騒ぎすぎると学校にバレるぞ?」
 しかも蒼ちゃんは療養中のところ、私を心配してワザワザ出て来てもらったのに、その蒼ちゃんに対してまで雰囲気を変える私の上に馬乗りになったままの人。
「会長の話なんて聞いてませんし、聞きたくもありません。そんな事よりも声を上げようとした愛ちゃんを止める、黙らせる。その為に口を塞いだって事は、ここで人に知られたくない事、愛ちゃんに乱暴しようと思ったって解釈して良いんですね」
 だけれど今の蒼ちゃんの立場も全く頓着しないで、ただ私だけを見ながら言い返してくれる。
「それから空木君。これはどう言う事? 愛ちゃんを守ってくれるんじゃなかったの? 愛ちゃんには万一も危害が及ばないようにするって約束してくれたんじゃなかったの? なのに何で愛ちゃんのスカートは捲れ上がって愛ちゃんの上に会長がまたがって、愛ちゃんが泣いてるの? 私との約束はどうしたの? 言っとくけど忘れたなんて言わせないから」
 その矛先が優希君にも向く。
 約束と言うのが電話での私と優希君を今後会わせないって言うのを指しているなら、
「ごめん。こうなってしまった以上、後で全てを話すけど、あの約束だけはどうしても守りたく

んだ。だから今から僕に少しだけ時間が欲しい」
「時間が欲しいって……これ以上愛ちゃんを危険な目に遭わすの? だったらいくら空木君でも、もう金輪際愛ちゃんには、会わせないよ」
「違うんだ。これ以上は危険な目には遭わせない。それに僕は愛美さんと別れたくない。その為の時間が少しで良いから欲しいんだ」
 優希君は自分に非があるのを認めた上で、やっぱり私の友達を大切な人として扱ってくれる。誠意を持って話してくれる。
 今さっきまでこの目の前で私に乗っている人との会話で、一番辛かった部分だから、その想いの差が際立つ。
「空木こそ、岡本さんの友達にまで手を出したんなら、そっちと仲良くしとけよ! 俺がお前の代わりに岡本さんと楽しむ――っ!」
 だけれど私たちの姿と言うか、今の体勢によっぽど腹を立ててくれているのか、蒼ちゃんに誠意を持って話してくれた次の瞬間には私たちの目の前まで無言で歩み寄って来てくれたかと思えば、何とそのままこの人を文字通り殴り飛ばしてしまう。
「倉本。答えるまで続けるからな。愛美さんに何。したんだ?」
 私の連絡手段を全部奪われたから、校内を駆けずり回ってくれていたのか、近づいて来てくれた完全に汗まみれになっていた優希君を見て初めて気づく。
 その優希君の言葉じゃない部分での気持ちに心が温かくなる一方で、今までからして考えられない優希君の行動に対しても、既にフェンス際まで逃げて、これ以上、下がれないのも手伝って怖さを感じてしまう。
「お前っ! 女の前だからって調子乗ってんじゃねぇぞ!! いつもみたいに俺にボコられて岡本さんにボッチで無様な姿を――?!」
「――僕は。愛美さんに何したんだって聞いたんだ。倉本の気持ちとかそんな取り繕っただけの言葉なんてどうでもいいから早く答えろって」
 しかもこの人の言葉を暴力で次々と黙らせていく優希君。
 分かってはいたつもりだったけれど、やっぱり優希君も男の人で、その力は私たち女の子の比じゃないんだって体感で感じてしまう。
 ただそれでも優希君相手だと、その雰囲気はほんの少し優珠希ちゃんに似ているのも助けて、私の身体に力が入らないのも、恐怖心で一杯になる訳じゃ無くて安心感が無くならないのも、この人の視線から私の“隙”を守るように立ち位置自体をこの人に合わせる形で変えてくれているのが分かるから。
「何で俺がお前ごときに命令されないといけなんだ? 俺は岡本さんと続きを楽しむんだからさっさと消えろよボッチ!」
「――そんな汚らわしい目と心で、僕の彼女を見んなよ? それと好きな女を怖がらせんのがお前の楽しみで趣味なのか? 最低だな」
 その上で、時にはさっきみたいな暴力で、逆に今みたいに起き上がりかけたこの人の胸ぐらを手で掴んで言葉自体を止めてくれる。
「――愛ちゃん足を『愛美さん。少しびっくりさせるかもしれないけど、今だけはごめん。その足だと倉本からは見えてるから柔軟体操をするみたいに、足を揃えてまっすぐ伸ばしてもらっても良いかな』――」
 その上、蒼ちゃんの言葉にかぶせる形で、あの人を放り投げるようにして、私に振り返った優希君が、さっきまでとは違ういつものあの穏やかな優しい声で私の捲れ上がってしまったスカートを元に戻してから、
“愛美さんは恥ずかしいから嫌だって言ってたけど、どうしても倉本には見せて欲しくないから今だけはごめん”
 ともう一度小声で断ってくれてから、それでもスカートの上から私の膝を極軽い力で押し伸ばしてくれる優希君。
「ありがとう愛美さん。そしてびっくりさせたらごめん。でもどうしてもこんな奴に見せて欲しくなくて」
 私の頭を優しい声と共にポンポンと撫でてくれるもういつもの優希君だ。安心出来たら喋れる気がして来た。引き攣っていた喉が元に戻りつつあるのが知覚できる。
「何だよボッチ。自分だけのお楽しみってか? 調子乗んじゃねぇぞ!」
 だけれど私の心とそこの人の怒鳴り声が、まだそれを許してくれない。私は小さく声が出るのを確認した後で、
「私の方こそ……前回に続いてごめんね。今更言っても後付け感しかないだろうけれど、私だってこんな人に見せるつもりも見せたくも無かったの。それからあの人は私と続きを楽しむとか言ってたけれど、何もされていないし何も楽しんだりもしていないから。
 むしろ何かされそうになったり押し倒されそうになったりはしたけれど、ちゃんと私。逃げたよ。でもここに来る際あの人から手を繋がれたり腕を掴まれたりしたの。だから一度ならず二度までもごめんね。優希君」
 今は声が出せるのだからと、私の気持ちや想いを汗だくになってまで探してくれた優希君に分かって貰いたくてとにかく言いにくい内容でも全てぶつける。
「僕の方こそ愛美さんを守る、駆け付けるって約束だったのに……今回も遅くなってごめん。でも愛美さん、携帯はど――」
「――おい空木! 俺の話も聞けよ! お前ボッチのくせにナイト気取りしてんのか?」
 せっかく優希君が優しく私に話しかけてくれたのに、何度も怒鳴りそれを全て吹き飛ばしてしまうあの人。本当なら優希君に完全に腰を抜かしてしまった私が、安心して立てるようになるまで抱いていて欲しかったのに。
「……僕はナイトなんてカッコいい人間じゃない。でも愛美さんを怖がらせて泣かせるような男に、愛美さんを渡す訳にも負ける訳にもいかないっ! それに嫌がる僕の彼女に下心出すな」
 完全に私を置いてしまう優希君。でも優希君への私の想いは変わらない。むしろもっと強くなってる。どこまでも強くなる一方だ。
「……そんな事ないっ! 私にとって優希君は……ううん。優希君だけはとっても頼りになるカッコいい彼氏だよ。だから自信を失くさないで持ち続けてっ!」
 そのくらい私の“大好き”は強く大きく育ってる。だからこそ今日は何としてでも私は優希君だけの彼女なんだって、こんな人の気持ちになんて応えたくないって伝え続けて分かってもらう日なのだ。
「お前女に励ましてもらってんだな。ホントダッセェな」
「そんな事ない! いつだって私の話をちゃんと聞いてくれる優希君が“大好き”だよ!」
「ありがとう愛美さん――おい倉本。言うに事欠いて今なんて言ったんだ?」
 なのに女だからって何なのか。さっきは自分が女である私の力が欲しいって、泣きそうだって言っていたんじゃないのか。
 要するに男であるこの人は、女である私の気持ちなんてもとより聞く気なんて無かったって事じゃないのか。こんなの大嫌いだったお父さんより酷い――
「ああ。何度でも言ってやる。女に励まされる男なんてダサいって言ったんだ。そんな奴に岡本さんの隣なんて似合わねぇからさっさと別れちまえよ」
 ――そうか。だから私の気持ちを分かってもらえた上で、諦めてもらえなかったんだ。


 私から優希君への気持ちを伝え続けるんじゃなくて、私からこの人への気持ち、完全に

へと変わってしまった私自身のこの人への印象と心象。それにそのままの気持ちを伝えないといけなかったんだっ。
 確かにそうだとすると、朱先輩が言ってくれていた“私にはしんどいしキツイかも知れない”って言うのも頷けるし、お母さんも言って駄目なら相手を思いっきりひっぱたいて分からせると言う助言にも符合する。
 そこまで理解出来ればあとは私が行動するだけなんだけれど、今の男二人の空気の中に割って入る勇気なんて無い。
 しかも腰まで抜かしているのだから、はやる気持ちはあっても行動には移せないのがもどかしい。
「分かった。倉本には、間違っても愛美さんを渡せないのも任せられないのも分かった。あと、僕の彼女を汚らわしい目で見たのと、愛美さんの気持ちを蔑ろにした落とし前だけは付けさせてもらうからなっ!」
「はぁ?! お前女の前だからって何調子こいでるんだ? お前だって自分の彼女なんだから自分の好きな時に、岡本さんとヤ――」
「――いい加減にして下さい!! さっきから黙って聞いてたら女の子の、しかも愛ちゃんの前でなんて話をしてるんですか! 何回でも何度でも言いますけど、なんだかんだ理由を付けても女の子を体目的でしか見れない会長には絶対愛ちゃんとの交際も近づく事もやましい視線を向けるのも、後。愛ちゃんの教室に来るのも何もかも認めませんから!」
「認めないって、人を殴っといてそれは無いだろ」

 その私に代わって、私への盾になってくれたっぽい蒼ちゃんから二度目のビンタを受けるこの人。しかも本気のビンタだったのか、前回にはなかった手痕、いわゆる紅葉マークがあの人の頬にしっかりと残っている。
「空木君も。時間が欲しいって言うから待ってたのに、その時間を愛ちゃんを放って誰に使ってるの? 愛ちゃんを大事する気が無いの? そんな態度だと空木君も愛ちゃんに会わせないから」
 その上、この人にはもう見向きもしないで次は、敵意すら滲みだして優希君に注文を付け始める蒼ちゃん。
「蒼依さんの言いたい事も分かるけど、女だからってそう言うのばかり期待する男は嫌いなんだ。特に愛美さんは僕にとって本当に大切な彼女だから、他の男にそう言う想像をされるのも嫌なんだ。だからどうしても今回の件はしっかり僕が話を――」
 確かに冬美さん事件の時にも言っていた、女の人にだらしがないのは嫌だって、嫌いだって言葉を思い出す。
 しかも優珠希ちゃんもそれ前提で話を進めていたはずだ。その上で私にしか興味が無いって言うのも行動で示してくれている。
 だったら蒼ちゃんも男の人の間に、私たち女の子が入っても話はややこしくなるだけだと言ってくれていたから、もう少し大人しくしようとしていたのだけれど、
「分かった。空木君も愛ちゃんを大切にしてくれないって思って良いんだね――愛ちゃん。動けないならそのままで良いけど、携帯はどうしたの? 全く電話は繋がらないし電源も落としてるよね。空木君への連絡の話はどうしたの?」
 私の目の前まで来てくれた蒼ちゃんが、私の目線に合わせるようにしゃがみ込んでしてくれた質問に、優希君の動きが目に見えて変わると同時に優希君の表情が悔しそうな表情に少しの罪悪感、自己嫌悪の表情に変わる。
 優希君と蒼ちゃんが私の目の前に現れてくれて、安心してしまったからか私もそのまま頭から抜けてしまっていた。
「……今日は絶対誰にも邪魔されたくないからって、携帯を取り上げられた上に電源も切られたの。だから全く連絡出来ずに……蒼ちゃんにもごめんね」
 もう私の中でこの人をかばう気持ちなんて全く無かったから、ありのままを喋らせてもらう。
「倉本に取り上げられたって……本当にごめん。まさか倉本がここまでして来るなんて思ってなかった。明らかに僕の思慮不足で怖い思いをさせてごめん。そしてかろうじてでも無事でいてくれてありがとう」
 そしたらあの人から私に向き直った優希君が、私をしっかりと抱きしめてくれる
「空木君。どう言うつもり? 愛ちゃんよりもあんな人との話を優先するんじゃなかったの? なのに何で愛ちゃんに気安く触れてるの?」
 だけれど、本気で腹を立てている蒼ちゃんは特別厳しい。
「僕が間違ってた。愛美さんを一番に守りたかったのにその愛美さんの不安に気付き切れてなかった。だから僕に愛美さんを一つ教えてくれてありがとう。これでまた一つ愛美さんを知れたし僕も同じ間違いをしなくて済むよ。そんな愛美さんと別れたくないし、愛美さんと触れ合いたい気持ちは止まらないんだ」
 その蒼ちゃんに正面切って、やっぱり誠実に自分の気持ちを教えてくれた上で、頭まで下げる優希君。
「……さっきも一瞬話に出してくれたし、今もすぐに気が付いてくれたから今回は大目に見るけど、次は無いよ。それと今日の愛ちゃんの状況に納得してないから、改めてしっかり聞かせてもらうから――それから会長。愛ちゃんの携帯を返して下さい」
 その優希君に大きく一つため息をついた後、あの人に向き直って手の平を上に向けて差し出す。
「まだ。駄目だ。岡本さんからの返事を聞くまでは返せない」
 なのにこの期に及んでまだ返せないと言う。
 やっぱり私自身がしっかりと“お断り”をしないといけないと、ここがその場だと判断した私は、
「優希君。あの人にちゃんと“お断り”したいから肩。貸してくれる? 今は完全に腰が抜けて立てないの……ごめんね」
 優希君にお願いしたところで、
「岡本さ――?!」
「……清くん……と。蒼……先輩?」
 私がこの人に振り回されている間に何があったのか、なんと目を真っ赤にした二年の後輩二人共までが、ここの屋上に辿りつく。

――――――――――――――――Bパートへ―――――――――――――――――
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み