第13話 2020.10.23 初めて行った居酒屋

文字数 2,590文字

今日は7時半頃起床。
起きてすぐ可燃ごみをまとめる。
ゴミを捨てる時にいつもやっているルーティンが、アルコールでゴミ箱を拭きあげるというやつだ。
一田憲子さんの「丁寧に暮らしている暇はないけれど。」を読んで良さそうと思って始めた習慣で、我が家のゴミ箱はプラスチックだけどなかなか良い。
匂いが改善されたような気がする。
soilの珪藻土のゴミ箱蓋に貼るやつも良さそうなので購入を検討中なのだが、売れているようでAmazonだと出荷まで1〜2ヶ月となっていて二の足を踏んでいる。

朝はまだ雨が降っていない。
ゴミを捨ててオレンジジュースを飲んでいると夫が起きてコーヒーをオーダーしてくる。
たっぷり二人分淹れる。
自分が淹れても美味しい。

最近毎朝Wishリストというのを書いている。
今日は刺し子をしようと思い立つ。
キッチンにずっと置いてあったやりかけの刺し子を出してきてちくちく始める。
紺地に生成りの糸で刺すのがお気に入りなのだ。
長く楽しめるように大判の布を選んだがもうすぐ終わってしまいそうだ。悲しい。
完成は嬉しいが悲しい。
リビングのスクリーンには鬼滅の刃を流す。
一度見たが映画のために復習する。
夫は私に付き合うためなのかKindleで漫画を一気買いした。
炭治郎は本当にいいこだ。
鬼に対しても思いやりが溢れていて心が洗われる。

いつの間にか寒くなっていたので外を見たら雨が降り始めていた。
窓の外の緑にざんざん降り注いでいる。
朝ごはんは昨日お腹いっぱいになって食べれなかった冷麺を食べた。
美味しかったがすっかり冷えてしまった。
あったかいお茶を淹れて飲む。
夫はハーブティーが好きじゃないようで飲まない。
自己流のロイヤルミルクティーを作っていた。
牛乳が盛大に吹きこぼれていたが掃除はしてくれたのだろうか。

別部屋で仕事していた夫がやってきてVRゲームの動画を見せてくれながら楽しさを語ってくる。
無邪気に喋る夫がかわいい。
香水などの話題の歌に合わせて剣を振るゲームも楽しそうだ。
早速購入して遊んでいる夫を眺めるもあまり楽しくなかったようですぐにやめてしまった。
どうやらやりたい曲がないようで色々問題があるらしい。
ゲーミングPCとやらが必要らしい。
ぶつぶつ言いながら人をダメにするソファにコロンとしていて可愛い。
最近私が購入した着る毛布を早速着てくれていてそれもまた愛おしい。
GROONYのトレンチコート型のやつなのだが、夫が着ると大富豪感がすごい。
胸毛がセクシーだ。

お昼は焼きそばを食べた。
私は握力が異常にないので焼きそばを作るのが苦手だ。
しかし作るまで苦手なのを忘れているので毎回すごく疲れる。
夫にその話をしたら作ろうと思ってくれていたそうなので、次回からは任せたいところだ。
疲れすぎて片付けができなかった。
流しに食器を置いて放置する。

仕事に飽きた夫が雨の中近所の和菓子屋さんに買い物に行って私の大好物のおはぎを買ってきてくれた。
どら焼き、豆大福もとても美味しい。とても嬉しい。
私は緑茶をたっぷりいれる。
あやちゃんはなんでもたっぷりいれるねと言われる。

鬼滅のアニメが佳境に入ってきたところで夫から誘われて外に飲みに行くことに。
今日は金曜だしGOTOで予約する人が増えたので店に入れないことも多く、かと言って今から予約は難しいので逆にGOTOに参加していない店をチェックして行く店を決める。
今日は駅前のチェーン焼鳥屋さんに行くことにした。
テーブル席でSwitchでゲームがしたかったのだ。
あつ森は毎日ログインしたいのだ。
しかしテーブル席は7時半までしかダメと言われてしまい、1時間半ほどだけささっと飲んで(ゲームをして)店を後にする。
飲み足りない夫ともう一件、行ったことのない個室居酒屋に入ってみる。
通されたのは狭くてまさに定員2名という感じの個室だった。
新宿あたりにありそうだ。
金曜だけど店にあまり人は入っていない。
大丈夫なのかと少し不安になってしまった。
メニュー表を広げて見るが、見どころのない、選ぶのが難しい、緩急のついていない、今時珍しいチェーン店感満載の(でもチェーンではないと思われるのでそれも絶望的に悲しい)メニューに私と夫は悩んでしまった。
二軒目なのでビールを飲む気にもなれず二人で焼酎水割りを飲むことにした。
飲み物が決まってひと段落と思いきや、おつまみにも困った。
こんなに食べたいと思うメニューがないものか。
酒盗が食べたいと私が言ったら夫が店員さんに聞いてくれた。
なかったのでそれはたこわさになった。
ポテトフライも頼んだ。
少しして、ボリューム満点のたこわさとポテトフライが届いた。
フライドポテトではなく、ポテトフライと書かれているのには意味があったのだろう。
よく見かけるフライドポテトのように細長かったりカントリー調だったりせず、まるホタテフライかニンニクフライ(そんなのないか)のようなコロッとした見た目で、マッシュされたポテトがカントリー調を模したと思しき形に成形され、小麦粉をまぶし卵をくぐりパン粉を付けられ揚げられていた。
私と夫は衝撃を受けた。
この時は真面目な話をしていたのに、全然入ってこないくらい衝撃だった。
あまり覚えていない。
こやつ味は薄いのに水分を奪ってくるな。
求めていたフライドポテトじゃない。
コレジャナイ感というやつか。
ちなみにこの時夫と話していたのは結婚について。
色々話したが、結婚して良かったなっていう話だったと思う。
自分にできないことをできるようにならなきゃと焦る時もあるけど、今のままの私を愛してくれてるんだと知ると嬉しく思う。
私は私であることしかできないし、それを精一杯やるのが一番だよね。うん。
ポテトフライはほとんど夫が食べてくれた。

あの衝撃的なフライドポテトは写真を撮り忘れてしまって残念。
しかしもうあのお店には行かないだろう。
かろうじてお通しのピリ辛ナムルは美味しかった。
もう本当にあれやこれやアドバイスをしたいくらいだったが、そんなのはおせっかいなのだろうか。
【個室】だけでやっていくと心に決めているのだろうか。
ああ、面白かった。
今日は貴重な体験をした。
帰ってきて夫とお風呂に入り、金田一少年の事件簿を見ながら寝落ちする夫を見守りつつ日記を書いて今日もおしまいにする。
特筆することはなかったが、今日も幸せな1日だった。
長くなってしまった。
おやすみなさい。
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