２１

楽しみな毎日も
そうじゃない毎日も
どちらも誰かの日常で
優しい朝の光に
包まれたい人ほど
その温もりが遠い事実
僕にも誰かにも
もちろん寂しく思う時間がある
でも割と大抵にその時間は
短かったり何かに変わったり
遠くに感じられる
自分が思う以上に
嬉しいことも楽しいことも
本当なら満ち溢れているから
でも悲しいことに
僕らの感じられないほどの辛さと寂しさが
誰かのことを閉じ込めていて
そして今日もどこかで
助けてと言えずに手を伸ばしている
それを救いたくて
手を伸ばしている優しい人たちの
その存在にすら気付けない
せめて届きにくいその声を
遮る壁にならないようにいたい
小さく砕いてカケラを作って
拾ってもらえるように
とりあえず明日を楽しもう
たとえイバラで道が塞がれてても
何処かで優しいあの人が
待っていてくれるから