文字数 511文字



朝からどこかが調子悪い
そんな気のせいレベルの日
でもそれ以上にしんどそうな
他の誰かを見つけると
さっきまで休みたかった自分は
見えないどこかへ隠れんぼ
大丈夫?とか声かけて
心配して気がつくと
ぼんやりした頭で1日が終わる
蓄積していく疲れた気分と
自分の焦ったさに辟易してても
また明日になると同じ事して
そんなことの積み重ねで今日に至る
誰かにも自分にも素直になれれば
どんなにだって楽だと思うけど
なかなかそうやってこなかったから
今更誰かに頼る方法が思いつかない
遠い昔は殊更それが当たり前で
他人のせいにできない風潮
流行りの病気でさえも
自己管理の悪さで片付けられてた
今も残るそんな風潮
そのせいでどれだけの人が
心を壊したり閉ざしたりしたのだろうか
それでも比較的に強い人は
未だに本当に弱音吐けずに
辛さに蓋をして今日を生きてる
待ち侘びてる負の残骸が
ただ積み重ねられてるのに
その山を放置して見ぬふりして
後悔する時にはゴールが見えてるのは
少し寂しい気がする
みんなもう少しだけ
わがままに生きてもいいんだよと
誰かが誰かに言えたなら
もう少しだけ優しい世界が
広がっていくはずなのに
そんな事をぼやきつつ
また今日も少し我慢して
ほんの少しの無理と惰性で
1日をやり過ごす
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