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文字数 254文字



目覚ましよりも
カーテン越しの明るさで
朝が来たことを知る
いつもの朝いつもの夜
いつまで続くかわからない
そんないつものこと
そんなの当たり前じゃんと
子どもの頃よく
誰から構わず当たり散らしていた
その時の自分は
ものすごく小さな世界の
その中のほんの狭い場所の
たった数年しか知らない奴だったのに
ほんの少しの見聞が
世界の全ての当たり前を
正当化していた
子どもだから可愛いと笑えることも
いつしか置いてきぼりの中で
無知は自分だけになると
周りはみんな離れていく
その憤りをぶつける場所に辿り着ければ
まだやり直せる
今日この朝日から始めよう
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