第22話 冥合奇譚
文字数 1,477文字
2021年5月30日現在。
「冥合奇譚~月龍の章~」連載中&二週間のお休み期間中にございます。
その間、こちらをまるっとお休みというのもなぁ……というわけで、「徒然なる徒然」阿呆なエッセイらしきものに追加してみようかと思い立ちました。
「月龍の章」ですが、連載を始めるときに活動報告でもアナウンスをいたしましたが、「冥合奇譚」というシリーズの中の1作です。
とはいえ、それぞれ独立したお話ではあります。
それぞれの時代、それぞれの人生を生きた人々。
時をこえても巡り合う運命、魂――くり返される時を積み重ね、やがてとある時代へと集約する……
といったようなコンセプトです。
まぁ、斬新でもなんでもない、よくあるネタ、構成ですよね。
わかってる。わかってはいるのですが――
どうっっっしても、書きたかったんだもの……!
ついでに申し上げれば、大元になった話は私が高校生の頃、部活の皆で持ち寄ったお話、キャラクターだったりします。
TRPGではないですが、時代背景や大まかな設定らしきものを作った人(GM)、そこに登場するキャラを作った人たち(PL)でわいわい話しながらなんとなくストーリーらしきものになった……みたいな。
それを筋道立てて「小説」の形にしたのが、「冥合奇譚」です。
じゃあほぼできてるんじゃないの、書くだけでしょ? と思われてしまうかもしれませんが……ええ、まぁ高校生のお遊びが出発なので、あれやこれや矛盾もあれば時代的におかしなことも多かったりします。
それを整合しながら、まるっと考えたこともなかった政治的背景や細々としたところ、地名だの役職名だのなんだのかんだの、最初に想定していたよりも随分と大がかりな編纂になっております。
――というか、むしろ原型ないんじゃなかろうか、くらいの変更かもしれません。
そもそも私、古代中国史は全然詳しくありません。
世界史大好きでしたが、始まりがクレオパトラとカエサルからなので、エジプトとローマ、そして某漫画からの影響でギリシア神話、それも全部浅い知識です。
「中国」「歴史」となれば、ヴィジュアル的には三国志演義しか浮かばない程度です。なのでテーブルと椅子の文化を思い浮かべていたのですが、夏王朝時代にはそんな習慣はなかったようです。(なんなら三国志時代もあやしいのでは、というお話もお見かけしました)
そういった小さな間違いとかもなるべく排除して、限られた史料、資料の中でもできるだけ違和感のないくらいには時代考証をしたいなぁと立て直しをいたしました。
けど、明らかに間違っているけどあえてそのままにしたものがあります。
それは、名前です。
蓮 、亮 くらいは、まぁアリかなと思わなくもないのですが、お前はダメだ月龍 、絶対にあり得ない。
そもそも「漢字」なんてもののない時代、文字は甲骨文字とかなのかしら? それも日常的に文字が使われていたかもわかりませんが、「龍」の字はきっとない。
もしあったとしても、黄帝に繋がる神獣、王以外に名乗ることなど許されないでしょう。
そんなこともつゆ知らず、「趙雲だって子龍だしいいんじゃない?」くらいの感覚で月龍と名付けてしまいました。(詳しくはわかりませんが、それくらい時代が下れば使われてたのでしょう)
でも、長い間自分の中で「月龍」として呼び慣れてきた名前を、どうしても変えることができませんでした……あれこれ考えたけど、しっくりくるものがなく。
なので、名前はそのままにしております。
――まぁ、「月龍の章」に関しては未だ連載中ですので、ここまでで。
「冥合奇譚~月龍の章~」連載中&二週間のお休み期間中にございます。
その間、こちらをまるっとお休みというのもなぁ……というわけで、「徒然なる徒然」阿呆なエッセイらしきものに追加してみようかと思い立ちました。
「月龍の章」ですが、連載を始めるときに活動報告でもアナウンスをいたしましたが、「冥合奇譚」というシリーズの中の1作です。
とはいえ、それぞれ独立したお話ではあります。
それぞれの時代、それぞれの人生を生きた人々。
時をこえても巡り合う運命、魂――くり返される時を積み重ね、やがてとある時代へと集約する……
といったようなコンセプトです。
まぁ、斬新でもなんでもない、よくあるネタ、構成ですよね。
わかってる。わかってはいるのですが――
どうっっっしても、書きたかったんだもの……!
ついでに申し上げれば、大元になった話は私が高校生の頃、部活の皆で持ち寄ったお話、キャラクターだったりします。
TRPGではないですが、時代背景や大まかな設定らしきものを作った人(GM)、そこに登場するキャラを作った人たち(PL)でわいわい話しながらなんとなくストーリーらしきものになった……みたいな。
それを筋道立てて「小説」の形にしたのが、「冥合奇譚」です。
じゃあほぼできてるんじゃないの、書くだけでしょ? と思われてしまうかもしれませんが……ええ、まぁ高校生のお遊びが出発なので、あれやこれや矛盾もあれば時代的におかしなことも多かったりします。
それを整合しながら、まるっと考えたこともなかった政治的背景や細々としたところ、地名だの役職名だのなんだのかんだの、最初に想定していたよりも随分と大がかりな編纂になっております。
――というか、むしろ原型ないんじゃなかろうか、くらいの変更かもしれません。
そもそも私、古代中国史は全然詳しくありません。
世界史大好きでしたが、始まりがクレオパトラとカエサルからなので、エジプトとローマ、そして某漫画からの影響でギリシア神話、それも全部浅い知識です。
「中国」「歴史」となれば、ヴィジュアル的には三国志演義しか浮かばない程度です。なのでテーブルと椅子の文化を思い浮かべていたのですが、夏王朝時代にはそんな習慣はなかったようです。(なんなら三国志時代もあやしいのでは、というお話もお見かけしました)
そういった小さな間違いとかもなるべく排除して、限られた史料、資料の中でもできるだけ違和感のないくらいには時代考証をしたいなぁと立て直しをいたしました。
けど、明らかに間違っているけどあえてそのままにしたものがあります。
それは、名前です。
そもそも「漢字」なんてもののない時代、文字は甲骨文字とかなのかしら? それも日常的に文字が使われていたかもわかりませんが、「龍」の字はきっとない。
もしあったとしても、黄帝に繋がる神獣、王以外に名乗ることなど許されないでしょう。
そんなこともつゆ知らず、「趙雲だって子龍だしいいんじゃない?」くらいの感覚で月龍と名付けてしまいました。(詳しくはわかりませんが、それくらい時代が下れば使われてたのでしょう)
でも、長い間自分の中で「月龍」として呼び慣れてきた名前を、どうしても変えることができませんでした……あれこれ考えたけど、しっくりくるものがなく。
なので、名前はそのままにしております。
――まぁ、「月龍の章」に関しては未だ連載中ですので、ここまでで。