第24話 お気楽に……

文字数 1,344文字

 2021年7月13日現在。
 冥合奇譚~月龍の章~、休載中にございます。

 前回、無印「冥合奇譚」を書くに至った経緯をお話しいたしました。
 そのときに、戦国時代のとある自キャラを書きたいがため……とも語らせて頂きました。

 ええ、同じことをやった例が、実は他にもあったりします。
 活動報告の方でちらっと言った気もする、そのうち書こうと思っている「お気軽なファンタジー」です。

 無印「冥合奇譚」を書く前(突拍子もないことを思いつく前、と言いますか……)どうしてもその自キャラを書きたい、そうだそのキャラを元に違うキャラ作ってお話書いちゃえ! となったのです。
 自キャラを元に自キャラを作る、まぁ冷静に考えると正気の沙汰ではございません。
 まぁ、正気ではなかったのでしょうね。トントンとお話を考え始めてしまいました。

 日本の戦国時代のキャラだから、逆に西洋風にしよう。
 けど私、西洋史はごくごく一部しか知らないし。イメージとしては中世がいいけど、まるっとわからないし。
 よし、じゃあ西洋風のファンタジーにしよう。

 ――ホント、こんなノリで長編考え始めてしまう私の、愚かなことよ。

 なので、本当にかるーいノリの、ギャグタッチでもいいなぁくらいの気持ちで設定を練り始めたのですが――
 なにやらあれよあれよとシリアス展開になってしまいました。
 シリアスになれば、お話のつじつま合わせるための方便やら世界観の設定、それも割と細かめのものが必要になってきたりします。

 そしてなにより、ネーミングセンス。

 これ本当に大事。いつも痛感しております。
 史実を元にしたお話だと、名前は史料や資料を参考にできるのですよ。
 けれど、オリジナルのファンタジーだとそういうわけにはいかない。
 しかも(ここ大事)私には中世ヨーロッパ史の知識は、ほぼありません。あちらの国からこの名前、こちらの国からあの名称――などとやると統一感はまるっとなくなります。

 それでも、そのお気軽ファンタジー、一度は仕上げました。
 もう随分と大昔のことです。そんな、名前が国の雰囲気ごちゃまぜになってることに気付きもしなかった頃。
 元の原稿は、もうどこかへ行ってしまっているとは思うのですが、たとえば今読み返してみたとすれば、正直、とてもめちゃくちゃなものだったと思います。

 ですが――その、キャラにも愛着わいてしまっているのですーーー!(おい)

 元は戦国時代の自キャラから出発したのですが、もう別物になっていたりするので……(言い訳)
 なのでコンセプトは最初のとっかかりの通り、「お気軽ファンタジー」。
 名称などなどをもう一度考え直して、近いうちにと考えております。

 「隻眼の赫狼(せきろう)の二つ名を持つ男、カイ=プレイザード」の物語を。
 ……プレイザードの姓は変わるかもです。上記の通りでございます。

 数年前に一度チャレンジしようとして、表紙らしきものを描いたけどボツった経緯もあったりします。
 供養がてらにここに置いておきますね。でもこの「カイ」の顔はちょっと上手に描けた気もしたりします。自分の絵をトレースするものアレですが、やっちゃうかもです。

 ――というか、本当に思うまま、徒然で書いておりますが、誰得な語りなんでしょう、このエッセイもどき……



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