第25話 新たなる……
文字数 1,234文字
2021年9月19日現在、「冥合奇譚~月龍の章~」休載中にございます。
思ったよりも長めの休載になってるのは、もう、まるっとエブリスタ様での連載に追いついてしまっているからです。
予定としては9月29日(水)に再開となっております。なんだかんだ、休載期間が長くなってきているような……気のせいではありませんけども。
けれど第十二章、始まりましたらノンストップで章の終わりまでは突っ走ります。何卒、おつきあいくださいまし。
で、今回の表題ですが――新たなる、のあとに続くのは、「被害者候補」にございます。
なんの被害者かって?
私の創作の……です。ネロに続く題材として選ばれてしまったお方がいらっしゃいます。
こちらも有名な方ですね。ジャンヌ=ダルクの盟友、ジル・ド・レ。
とはいえ、私の歴史沼はクレオパトラから始まりました。
その時代までしか調べていないので、中世ヨーロッパ世界のことなんか、まるっと知らない。
気になるから調べてみよう、と史料を読み始めたはいいけど、辛うじてネロまではわかるものの、それからジャンヌの時代までは1000年以上の開きがあります。当時の情勢なんかも全然わかりません。
思わず、叫びました。
「あたしの知らない1500年の間に一体なにがあったの……!?」
横で聞いてた主人には、「そりゃあ1500年もあればいろいろあるだろうねぇ」と苦笑されてしまいました。
さもありなん。
と、いうわけで、また一からのお勉強でした。
そもそも、面白い題材だなぁと思いはしたものの、ジル・ド・レに関して、残虐な領主、くらいのイメージしかありませんでした。(ネロの最初のときと一緒だなぁ)
ジャンヌ・ダルクの盟友だった美青年。
領地の男の子を誘拐しては殺した。その陰には怪しげな魔術師の存在。
故に、童話、青髭のモデルとなったと言われる人物。
興味をもったきっかけは、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「ジャンヌ・ダルク」でした。
あのミラのポスターを初めて見たときに、タイトルの文字も目に入らないほど見惚れてしまいました。
なんて綺麗な男の子だろう、と。
で、すぐにタイトルに気づいて、えっ女の人? えっ、フィフスエレメントの人? みたいになりました。
なので映画の公開を楽しみにしていて、実際に観て、また感銘を受けて。
――ですが、ひねくれ者の私のこと、興味がまっすぐにジャンヌに向かいませんでした。
そもそも、「英雄になりそこねた人物」が大好きなのです。(一番に惚れたカエサルとクレオパトラは「英雄」ですが)
「ジャンヌ・ダルク」で描かれていたジルは、「若き英雄」でした。
けれど、後世に残る伝承では、「残虐な領主」。
詳しい話は知らなかったので、もしかしたらヴラド・ツェペシュのような例もあり得るのかなぁ、なら、どんな経緯でそう思われるようになったのかなぁ、みたいな興味でした。
ので、次回から調べてみた「ジル・ド・レ」について、お話ししてみたいと思います。
思ったよりも長めの休載になってるのは、もう、まるっとエブリスタ様での連載に追いついてしまっているからです。
予定としては9月29日(水)に再開となっております。なんだかんだ、休載期間が長くなってきているような……気のせいではありませんけども。
けれど第十二章、始まりましたらノンストップで章の終わりまでは突っ走ります。何卒、おつきあいくださいまし。
で、今回の表題ですが――新たなる、のあとに続くのは、「被害者候補」にございます。
なんの被害者かって?
私の創作の……です。ネロに続く題材として選ばれてしまったお方がいらっしゃいます。
こちらも有名な方ですね。ジャンヌ=ダルクの盟友、ジル・ド・レ。
とはいえ、私の歴史沼はクレオパトラから始まりました。
その時代までしか調べていないので、中世ヨーロッパ世界のことなんか、まるっと知らない。
気になるから調べてみよう、と史料を読み始めたはいいけど、辛うじてネロまではわかるものの、それからジャンヌの時代までは1000年以上の開きがあります。当時の情勢なんかも全然わかりません。
思わず、叫びました。
「あたしの知らない1500年の間に一体なにがあったの……!?」
横で聞いてた主人には、「そりゃあ1500年もあればいろいろあるだろうねぇ」と苦笑されてしまいました。
さもありなん。
と、いうわけで、また一からのお勉強でした。
そもそも、面白い題材だなぁと思いはしたものの、ジル・ド・レに関して、残虐な領主、くらいのイメージしかありませんでした。(ネロの最初のときと一緒だなぁ)
ジャンヌ・ダルクの盟友だった美青年。
領地の男の子を誘拐しては殺した。その陰には怪しげな魔術師の存在。
故に、童話、青髭のモデルとなったと言われる人物。
興味をもったきっかけは、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「ジャンヌ・ダルク」でした。
あのミラのポスターを初めて見たときに、タイトルの文字も目に入らないほど見惚れてしまいました。
なんて綺麗な男の子だろう、と。
で、すぐにタイトルに気づいて、えっ女の人? えっ、フィフスエレメントの人? みたいになりました。
なので映画の公開を楽しみにしていて、実際に観て、また感銘を受けて。
――ですが、ひねくれ者の私のこと、興味がまっすぐにジャンヌに向かいませんでした。
そもそも、「英雄になりそこねた人物」が大好きなのです。(一番に惚れたカエサルとクレオパトラは「英雄」ですが)
「ジャンヌ・ダルク」で描かれていたジルは、「若き英雄」でした。
けれど、後世に残る伝承では、「残虐な領主」。
詳しい話は知らなかったので、もしかしたらヴラド・ツェペシュのような例もあり得るのかなぁ、なら、どんな経緯でそう思われるようになったのかなぁ、みたいな興味でした。
ので、次回から調べてみた「ジル・ド・レ」について、お話ししてみたいと思います。